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登録年月 07/2004

« ワカメかコンブ料理を一品追加 | メイン | 技術者よ立ち上がれ »

2011年4 月 1日 (金曜日)

コメント

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田中秀明

2時間2分に及ぶ長いビデオでしたが、衝撃的な内容でした。紹介して頂いてありがとうございます。電力会社は莫大な広告費でTVメディアを支配して、戦時中の大本営発表に近い状態を作り出していることを知り、恐ろしくなりました。前半は地震国の原発、放射線とガンの話。後半は電力会社の分析。家庭用料金はたくさん使えば使うほど累進的に高くなるのに、大口の料金システムは逆で、たくさん使った方が安くなるシステムです。これを改めれば、企業はもっと省エネ努力をするので不足はしない。フランスではピーク時は11倍の料金。アメリカでは家庭でも2種類の電線を引き込んで、そのうち一つは安い代わりに電力会社がピーク時にカットする。順番に空調が5分くらい止まることになる。また電力が自由市場で売買されるらしい。「原発がないと経済がたいへんなことになる」と思っておられる方にはぜひ見て欲しい。日本では原発があるから、電気代が世界一高くなり、日本経済全体がおかしくなっている構造がよくわかりました。電力を発電・送電・配電に分割するなどの案、田中優さんには、日本のエネルギー将来計画策定にはぜひ参加して頂きたいと思います。

hoge

http://www.ustream.tv/recorded/13789149
新聞各種報道ありましたがすでに自然エネルギー発電コストは原発のコストより安くなったことは世界的に確定していますよ。動画必見です。

田中秀明

「清涼飲料業界は4.5兆円の売り上げ、自販機での売り上げは1.9兆円。自販機をなくすのか。そこで働いている人もいる。」この議論、政治の役割を完全に放棄してます。国家非常事態なのですから、ここで浪費されている資源とエネルギー、働いている人の力を復興に振り向ける方法を考えるのが政治の役割でしょう。例えば復興税を一律に課するよりも、なくてもすませられる物、使い捨て文明に課税する方が合理的です。

田中秀明

今回電力が不足するのは多くの火力発電所が被害を受けているからです。鹿島にある住金鹿島発電所(石炭)が修復して東電に売電をはじめました。茨城県の全家庭の消費電力に相当します。
廃棄物を数百年にわたって管理するコストや事故のことを考えると、原発のコスト計算は不可能です。
CO2問題は政治的には決着していますが、科学的には諸説あります。私もわかりません。CO2を固定化(液化)して海底に廃棄する研究がされていますが、石炭のエネルギーの35%が消費されます。35%余分に石炭が消費されます。海底にも生物が棲んでいるし、海洋は数10年、数100年かかって移動しています。どこかで予期せぬ噴出があったらどうする?少しずつ漏れていても検出できないし、地震などで一気に噴出したらどうなる?CO2が有害でなかったら全く無駄な投資になります。こういう投資はNon-regretable(どちらに転んでも後悔しない)政策ではありません。確かなことはエネルギー資源が逼迫してきていることです。エネルギー消費を増やす投資をしなことです。高層ビルを増やさないことです。リニア新幹線を止めて第二新幹線にすべきです。


TK

原発は代替できると思います。2002年の東京電力原発事故隠し事件のときに、柏崎と福島の原発が全て止まりましたが、輪番停電などという話しはでませんでした。もちろん東京電力の方々の相当な努力があって乗り切れたのだと思いますが、このときのことを考えると原発をなくしてしまってもなんとかなるのではと思えてきます。(では何故今回は電力不足が声高にさけばれているのでしょうか?この辺りにも電力関係者たちの悪意をちょっと感じてしまいます・・・・。)
 しかしまあ、そこまでドラスティックに考えなくとも火力発電所を建設してまかなえばよいのではと思います。こういう意見を述べると「火力発電はコストが高い」「CO2を発生させるので環境によくない」という反対意見を頂戴しそうですが、あの内閣府原子力委員会(!)で2010年9月に報告された立命館大学大島教授の試算によれば、原発は安価な発電方式ではないし、セットになっている揚水発電と合わせて考えれば最もコストのかかる電源であり、事故発生時の被害額や補償額を含めて考えると全く割りに合わないものになります。これに比べれば火力の方が断然コストは安くつくでしょう。私は素人なので大島教授の試算が正しいかどうか正確に査定することはできませんが、有価証券報告書など公表データに基づいた試算はとても理にかなっているように思えます。
 CO2温暖化説は今やかなり怪しい学説になってしまいましたが、百歩譲って一理あるとしても、環境への放出が制限されるべきものがCO2なのか放射性物質なのかは殆ど自明のような気がします。原発が放射性物質を封じ込められるのであれば、火力発電だって同じ程度にはCO2を封じ込めることができるはずです。その上で、封じ込めに失敗したときにどちら酷いことになるのかは明らかでしょう。
 無論私とていつまでも火力発電に頼っていてはならないと思っています。石油が枯渇することは当面ないとしても、「安い石油」が枯渇することは10年、20年のうちには充分起こり得ます。今すぐに原発を停止し、当面は火力発電や(既に商品化されていてかなり実用性が高いと思われる)燃料電池でしのぎ、その間に太陽光発電、地熱発電、波力発電、潮力発電などに発電方式を分散する体制を整えるというのでどうでしょうか。
 私は東京都民ですが、「お台場に火力発電所を!」であれば某知事の提案であっても賛同するでしょう。

田中秀明

有力なエネルギー源としての地熱発電が抜けています。自然エネルギーのなかでも24時間出力変動のない安定したエネルギー源です。日本には原発13基分に相当する地熱発電が物理的には可能だそうです。(研究者よりの私信)問題点は国立公園の中にあったり、既存の温泉旅館との利害調整にあります。福島原発のように田舎が犠牲になって、東京を助ける構図は受け入れられませんね。過去20年、日本は原発に傾倒してきたので、アメリカ、フィリピン、インドネシアにも大幅な遅れをとってしまいました。産総研の地熱資源研究グループによるpdf「世界と日本の地熱資源早わかり」があります。

田中秀明

パチンコ禁止は禁酒令と同じで、弊害の方が大きいと思います。電力ピーク時の営業自粛は効果があるかもしれません。ジュースの自販機を止めても原発1基分くらいの節約にしかなりません。むしろ使い捨てPETや缶飲料による資源やエネルギーの浪費を減らせることを期待します。限られた資源とエネルギーを復興に回せます。コンビニの深夜営業もこれまでは、原発の余剰深夜電力でまかなっていましたが、これからは正味のエネルギー資源を食います。コンビニに限りませんが深夜文明が栄えている方がおかしいと思います。車を自制する人が増えて、家の前の道路で子供らが遊べるようになりました。放射能の心配がありますが。

junhara

田中さん
石原慎太郎も自販機とパチンコを止めれば、福島原発の電力不足はカバーできるといってましたね。
まだ詳しく調べていないのですが、自販機の消費電力は20kWというのは大きすぎではないですか。1台あたりせいぜい1kWではないでしょうか。それでも全国に240万台あるとして、全部止められれば240万kWですから、原発数基分に相当します。たぶん全部止めるわけにもいかないでしょうから、せいぜい100万kWくらいでしょうか。
パチンコ屋が全国で何万店あるのか知りませんが、店の消費電力は主としてエアコンと証明でしょう。その他電気を食う設備はパチンコ台ですね。全部合計しても数kWでしょう。パチンコ店は全国で2万店もないと思いますが、消費電力のトータルは多く見積もっても10万kW以下でしょう。両方止めても福島原発の不足分は補えないのは明白です。石原慎太郎もいい加減なことをいうもんです。誤解と偏見の談話です。

田中秀明

原発は代替え出来ないと思います。自然エネルギーはあまりにも小さい。それでも原発は止めるべきだと思います。福島はあわや再臨界→核爆発の手前まで行きました。人の作る機械、原発はいつかは壊れます。人の想定外の理由で壊れます。一番危険な浜岡原発を今すぐ止める必要があります。確かにエネルギーは足りなくなります。生き延びるために、なくても済ませられる物を止めることです。ジュースの自動販売機(全国に260万台×20KW/台=原発1基分)はやめても生き延びられます。コンビニの深夜営業もやめられます。昼間のピーク電力が限界を超えそうになったらTVで、緊急地震警報のように「緊急節電要請」を流して家庭電力の節電を促す必要があると思います。停電を避けるために大口電力はすべて電力の事前届け出計画使用にし、ピーク時近傍の電力料金を値上げします。地震のない国では原発は生き延びるかもしれませんが日本では無理だと思います。それでもテロリストにハイジャックされる可能性や廃棄物処理まで考えると原発のあるかぎり安全はない思います。

junhara

プルぷるんさん
逆説的コメントですね。
コスト比較では自然エネルギーが原発になかなか太刀打ちできないのは確かです。安心であることのマイナスコストというか、メリットをおカネに換算して、全体コストから差し引くという原価計算があってもいいのでは、と考えています。

プルぷるん♪

かなり前、もう10年以上前のことですが、野村證券の電力アナリストが再処理や最終処分まで含めた原発のコストを計算したレポートを書いていました。

そこには最終処分までのコストを含めると原発にはコスト面での優位性は全くないという事が書かれており、電力業界や官僚を公然と敵に回す勇気あるレポートでした。

私は当時そのレポートを読んで、日本では間違いなく原発は積極的に推進され、21世紀の主たる電力源になると確信しました。

クリーンエネルギーをこの日本で本気で推進したいなら、コスト面での優位性を唱っても無駄です。

原発は「安全性確保」という錦の御旗のもと設備にもカネがかかり周辺住民への交付金も必要になり、役人の天下り先も作りやすい。

原発は危険であるが故、莫大なコストがかかる。これが原発利権となって日本の行政と業界への強力なインセンティブになっている。

クリーンエネルギーは「安全で低コスト」と叫べば叫ぶほどその普及は遠ざかります。

これが日本の政治と行政と電力業界の実体です。

「クリーンエネルギー利権」を作って下さい。

それが日本が地球に責任を取り地球を救うことになります。

hansei

このブログで主張するだけでなく、もっと表舞台に飛び出して頑張って下さい。期待してます。

きっち

いい発想ですね。
私も同感です。

問題は、この発想を否定する
官僚組織を誰が壊すかかと。。
結局、地位と権力をむさぼって
いる方々が変わるか、引退してくれないと、何も変わらないかと。。。

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