ニッポン放送株買収問題でライブドアの堀江社長がバッシングに遭っている。政財官のみならずメディア業界からも攻撃されている。評判の良くない人なのか、彼を擁護する人は少数派である。
違法なことをやっているわけではないし、既存メディアとインターネットとの融合を目指して、業務提携したい、という彼の希望はまっとうである。
カネの力で押し通そうとした点がバッシングされているだけで、既存メディアとネットメディアの融合について、彼を批判する声は聞かれない。まともなメディア経営者なら、これからはネットと既存メディアの融合、協力関係をどう築いていくか、当然考えているはずである。にもかかわらず堀江社長の問いかけに対して、買収の手口ばかり批判して、新旧メディアの融合についてはまともに答えようともしない。堀江社長は旧体制からは相手にされていない。
マードックと孫正義がテレビ朝日株を買収した時、時間外取引や買収側の人格などは問題にならなかった。ただ政も官も財もえたいも知れないよそ者に基幹的メディアを買収させるわけにはいかない、という点で一致していた。買収を阻止するためなら、あらゆる協力を惜しまない、という提案があった。今回も多分にそうだ。
最近米国ではニューヨーク・タイムズがポータルサイトのabout.comを4億ドルで買収した。日本とは逆に旧メディアがネット事業を買収した。日本でも、フジテレビがライブドアを買収するのならだれも問題にはしなかっただろう。
放送と通信の融合は以前から話題にのぼっているが、成功した例はまだない。堀江社長も自分のblogでいろいろアイデアを書いているが、決め手になるものはない。この問題は著作権問題が複雑にからんでいるので、旧メディアのコンテンツをネットで簡単に流せるようになるとも思えない。
堀江社長はまずネット時代の著作権のあり方をどう改革するのか、自らの考えを示してから、旧メディアとの提携や買収話を進めるべきだった。そうしないと新旧メディアの利害はいつまでも解消されないと思うのだが。
放送と通信の融合は、旧来の勢力にとっては困るんでないでしょうか。放送なら一方的に、世論操作できるけど、通信だと庶民の意見がどんどんでてきて、、、自分たちに有利な法案を可決しにくくなる。。。と勘ぐるのは私だけでしょうか?今、盗聴法案、有事法案、人権擁護法案、共謀罪など、ちょっとなにかしただけでも、つかまる法案がめじろおしです。これで、これから、ネットでの自由な言論を封じようとしている?などと考えるのは、、考えすぎでしょうか?
投稿情報: am | 2005年7 月26日 (火曜日) 07:45
でも私はよくやったと思っています。われわれ世代も、全共闘世代のおじさんたちも応援していました。あれだけ批判されてもめげなかったことはよかったと思っています。しかし、われわれ世代でも「なんて暴力的なやり方だ」と言って批判する人も中にはいます。確かに私もあれは暴力的だと思いますがあれはあれでいいと思います。森前首相が、「金さえあれば何をやってもいいと思ってるのはお父さんお母さんは何も言わなかったのか」と言いましたが、私はそれは違うと思います。巨人軍の渡辺恒夫氏も批判していましたがそれも違うと思います。で、もし堀江社長が三菱自動車を買収したら、徳大寺有恒氏などは批判をすると思います。しかし、私はぜひやってほしいと思います。
投稿情報: 永山修一 | 2005年5 月28日 (土曜日) 16:07
もし逸見さん(故逸見政孝氏)が生きていたら堀江社長のことを「お金があって頭がいいからって人の会社を乗っ取っていいと思っているのか」と言って批判をしていたでしょう。徳光和夫氏(元日本テレビアナウンサー)や、鈴木史郎氏(元TBSアナウンサー)なども怒っていたでしょう。
投稿情報: 永山修一 | 2005年5 月28日 (土曜日) 15:32
時代の変わり目にいるのでしょうかね。
堀江さんがどうなろうが、
この流れは止まらないでしょう。
それにしてもテレビ局って神聖不可侵なものという幻想みたいなものを
持っている人が多いことには意外性を感じますが。
これからはネットの時代なのでしょうか。
投稿情報: 通りすがりのyanglee | 2005年3 月13日 (日曜日) 14:41
やる事がド派手で一攫千金を狙ってらっしゃるようで、あまり好印象を持てませんでした。
でも、先日ラジオに出演されて声だけお聞きしてると、とても優しい声の持ち主なので意外でした。
投稿情報: sumire | 2005年2 月26日 (土曜日) 16:13
若手経済人の半数がライブドア側を支持
このような報道もいち早く閲覧できる社会になりましたね。
投稿情報: masakichi | 2005年2 月26日 (土曜日) 06:34