こんなことを書くのは不謹慎であることは承知している。なぜハッピーかというと、みなガンになった私の健康を気遣ってくれる。まだ忘れられていないと実感できるからだ。
ガンという病気は健康な人から見ると大変な病気で死と直結した病気に見える。私にもガンで亡くなった友人知人がたくさんいる。私自身ガンは大変な病気だと思っていた。だから私も案じてもらえるのだろう。
私にとってのガンは吹き出物みたいなもの。出た場所が内臓だっただけのこと。取ってしまえばそれで終わり。もちろん転移さえなければの話だが。
ガン患者同士励まし合って生きていこうなんていう組織がある。なぜ患者の連帯が必要なのか理解できない。他にももっと深刻な病はある。ガンだけが特別な病気なのだろうか。
人はいずれは死ぬ。死因はそれぞれ違う。私もガン手術を受ける直前、死を予感した。まだ死なずにいるが、もう死ぬことに恐怖はない。今は死を予感させてくれたガンに感謝さえしている。
ヒトのDNAの中には突然変異を引き起こすDNAがあるらしい。細胞の突然変異であるガンはヒトのDNAに組み込まれているということだ。それが出現する人と出現しない人がいる。ガンで死なない人は出現する前に他の理由で死んでいるとも考えられる。だったら死ぬ前に出現してもらった方がオモロイ経験になる。こんなことを考える私はやはり変人なんだろうか。
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