やはり水際では防ぎきれなかった。感染拡大はもう避けられないようだ。政府はテレビ、新聞を通じて迅速な情報提供をするといっているが、素人ながらいくつも疑問がある。
まず、なぜ日本でいまごろ感染拡大なのか。日本の検疫体制が良かったから感染拡大が遅らせることができた、という説明はあったが、他の国と比べてどうか。日本の感染拡大を見てWHOは危険度レベルを最高のレベル6に引き上げるそうだ。衛生状態も国民の栄養状態も、情報伝達の早さ正確さも他の国に比べてはるかにいいはずだ。それなのに、なぜ日本がパンデミックの引き金を引く国になるのか。
専門家によるとすでに数百人が感染している可能性があるらしい。感染速度は他の国に比べて早いような気がする。日本のウイルス発見率が高いのだろうか。日本人だけ感染しやすい体質なのだろうか。あっという間に数百人になった日本に比べると、米国などの感染者はもっと多いのではないか。初めからメキシコの患者数が少ない、という推測があったが、日本が本格流行期を迎えるなら、先に感染した他の国はもっとひどい状態ではないか。どうも腑に落ちない。
またなぜ関西からなのか。人口や海外からの入国者数から見れば関東の方が感染のリスクははるかに高いはず。関西の方が海外渡航者が多いとは思えない。成田経由の感染だったのだろうか。関西の空港の検疫が不十分だったのだろうか。
関西人の移動度が他地域より活発なのだろうか。関西人の方が人との接触密度が高いことは考えられるが、そのせいだろうか。
こんな疑問が解決されたところで、感染拡大防止には何の役にも立たないかもしれない。だが、今回の新型インフル騒動を見ていると、何か大事な情報が欠けているのではないか、という疑問が湧く。だれかが情報を操作してなければいいが。
もっと深刻な問題になる鳥インフルエンザが発生した時の予行演習だと思って、感染しやすい若者、重篤化しやすい持病を持つ人はなるべく自宅にいておとなしくしているしかない。それにしてもこれで景気回復はまた遅れる。
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。