毎年暮れになると年賀状をPCで印刷している。去年まで年賀状ソフトを使ってきたが、PCが世代替わりするとソフトも世代替わりしないと何かと不都合が出る。いまのソフトは住所が枠からはみ出して画面で見えない。
今年はNTTのフレッツ光メンバーズクラブで、オンライン版が500円で買えるというので、使ってみることにした。市販のソフトは3000円くらいだから、契約した。
契約が完了するまで大変な手間がかかった。まず利用するためにあるサークルに登録する必要がある。個人情報やフレッツのIDやらなんとかコードだとか、無数に記入させられる。
やっと登録できたら、ソフトを使うには自分のPCのディスクドライブの名前を変更せよといってきた。求められたドライブ名はQ。これはすでに自分のPCでバックアップ用ディスクで使っている。どうにかドライブ名を変更したが、これで不都合が起きるかもしれません。そんな警告がPCから出た。
これで中止したら、500円が損になる。ここに来るまでに、購入契約は終わっているからだ。これで自分のPCに不都合が出たら、損害賠償を請求する覚悟でドライブ名を変更した。
それで使えるようになったが、なんのことはない、去年まで使っていたソフトと内容的にはほとんど変わりがない。干支の午のデザインだって古いソフトに入っているものと大差はない。がっかりした。
このサービス、実は去年から始まっていて、去年も使おうとした。なぜか通信回線がこのサービスを使うにふさわしくないらしい。何をいってるんだ。カスタマーセンターに、わが家の通信回線はフレッツプレミアムだぞ、といってもらちがあかなかった。
今年NTTの研究員と飲む機会があった。なぜつながらないのか聞いたら、ただ一言。「古いルーター使ってるからですよ」。仕方なくまだ使えるルーターを買い換えた。そのせいか、今年はわが家の通信回線では利用できないというメッセージは出てこなかった。
この年賀状ソフトはもう何年も使ってきた。バージョンアップ版も二度くらい買った。だからオンライン版も同じような商品内容だろうと想像した。だが内容は貧弱そのもの。たかが500円だからだれも文句もいわないかもしれないが、購入契約をしてからでなければどんなサービスなのか分からないのは、詐欺商法に近いのではないか。
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