また中国の艦船が尖閣諸島周辺に大量に出てきた。ここは自分の領土領海だと主張したいのだろう。中国の主張は国際的にも認められていないが、いうべきことは態度で示そうよ、てことだ。だからといって、決して自分から軍事的行動はとらない。相手が先に手を出すのを待っている。そうすれば優位に立てる。そう考えているはずだ。なんの証拠もないけれど、中国の歴史からそう思う。
南シナ海の岩礁を埋め立て何やら港湾や軍事施設を建設しているのも、同じ中国流論理だろう。国際的に認められなくても、現実を着々と重ねていく。
中国の昔話に、一人で山を動かすというのがある。いくら何でもお前の生きているうちは山を動かすことなど無理だろう。周りのひとがいうのだが、本人は平気でこういう。私でできなければ子どもが。子どもができなければ孫が。いつか山は動く。
この論理が今も生きているのではないか。いまは無理でも100年後、200年後にはなんとかなる。中国人の時間感覚は私たちとは違う。短気な日本人はその手に乗せられてその昔、バカな日中戦争にはまった。
中国と付き合うには100年単位の忍耐がいる。自衛隊の艦船を派遣するのもいいが、こちらから手を出してはいけない。
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