私の人生でこれまで内外メーカー6社の車に乗ってきた。日産は実家で乗っていたので自分で買った車は5社の7車種である。
その中にトヨタのカローラの亜種、スプリンターがある。幕張で開かれた「オートモビルカウンシル2016」にそれが展示されてるかな、と思い、デジタル朝日のページを開いてみた。
<http://digital.asahi.com/articles/ASJ853R1JJ85OIPE00G.html?ref=nmail>
歴代カローラの写真がいくつかあったが、スプリンターはなかった。歴代カローラには含まれないのかもしれない。
初代カローラに乗っていた友人に勧められて買ったのだが、面白くもおかしくもない車だった。要するに特徴のない車だった。それまで乗っていたスバル1000はFFで雪道に強かった。エンジン音も特徴のある車だった。それに比べて、排気量は大きくなっているのに、加速感も、操縦性が増した感覚もなかった。だから展示されなかったのかもしれない、写真に撮られなかったのかもしれない。そう勘ぐっている。
車は人生の中で自宅に次ぐ大きな買い物である。だからどんな車でも買った車には思い出と、なつかしさがある。友人と彼の妻となった人、その女友達と私の4人で、カローラとスプリンターに分乗し、若狭湾の曲がりくねった道をドライブした記憶がある。私のスプリンターに乗ったのは女友達の方である。美人だった。金沢の人だった。婚約者がいて近く結婚すると聞いていた。
ドライブは霧に包まれ、美しい景色はあまり楽しめなかった。たった1日のデートだったが、その後聞いた話では、金沢の彼女は婚約を破棄したらしい。それが分かっていたら、もっとアタックしておくべきだった。
スプリンターにはそんなはかなくて寂しい記憶がある。2年も乗ることなく、次の三菱ギャランGTOに乗り換えた。
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