三重県の高校で、教室の落書きを未然に防止するため、校長が監視カメラを教壇の上に取り付けたら、生徒が監視されているようで嫌だ、と反発したため、監視カメラが撤去された、という記事があった。
教室内で監視されるのが嫌だという生徒は、教室内で何をしているのだろうか。見つけられて困る行為でもしているのだろうか。教室内に生徒のプライバシーなんてあるのだろうか。だれかさんとだれかさんが親しそうに話しているところを見つけられ、それが教師に囃し立てられることでも心配しているのだろうか。
それにしても、生徒に反対されてすぐに監視カメラを撤去してしまう校長さんて、どういう教育方針を持っているのだろう。教室内で他人に見られて困るような行為をするべきではないのは当然だし、監視カメラをつけて何が悪いのだ、となぜ正々堂々主張できないのだろうか。反対する生徒も生徒なら撤去する校長も校長だ。
正々堂々と振る舞うことのできない生徒と、教育理念のない校長では、日本の将来を担える若者は育たない。
おっしゃる通りですね。落書きをする生徒の心の問題を解決しないで監視するだけではだめだというご意見には同感です。
私も監視されるのは嫌ですが、通学途中の子どもが拉致されたり、校庭で遊んでいる子どもが殺されたり、するニュースを読むにつけ、何らかの対策が必要であり、その一つの自衛手段として監視カメラは有効だと思ってます。
ただ、その使い方をみなで考える必要があると思います。監視カメラではなく、安全カメラといった方がいいかもしれません。
投稿情報: | 2004年3 月14日 (日曜日) 00:52
学校や教室の中で生徒のプライバシーがどこまで認められるべきなのかはわからないですけど、最近暴力や差別、セクハラ等の問題を起こす教師も多いので(発覚して報道されたりする頻度が増えているだけなのかもしれないですけど)カメラで見張られるのをいやがる気持ちもわかる気がします。
でも他人の所有物(公立学校の場合は公共物)を損壊させる行為が頻発するのなら取り締まりを強化するのは当然のことですね。
ただ、学校の場合は監視カメラで監視して問題解決ってゆうのはちょっとどうかと思います。カメラが設置されても、落書きしたい人はきっと他の場所に落書きすると思われるからです。落書きは不満や不信、劣等感等何らかの原因が生徒の心の中に生じた結果だと思います。だからその原因を取り除く努力をしないと根本的な解決にはならないのではないでしょうか。原因を放置したまま結果(落書き)の方ばかりをいくら対策しても、つまりたとえあらゆる場所にカメラを設置したとしても、落書き以外の破壊や暴力等に形を変えるだけでやはり問題は残ると思います。
かなり論点がそれてしまいましたが、校長先生はマスコミに大げさに報道されるのをおそれたのかもしれないですね。それが本当に正しいことだと思って信念を持ってやっているのなら正々堂々とやればいいし、マスコミにつっこまれても堂々と説明すればいいことだと思います。確かにめんどくさいことだとは思いますけど、もう少し自分の仕事に情熱を持って取り組んでほしいです。それが生徒のためになることなら心身の消耗を惜しまず尽力してほしいですね。
投稿情報: spooky | 2004年3 月12日 (金曜日) 10:49