PHSのWILLCOM(旧DDIポケット)が5月から音声通話の定額制を始める。データ通信の定額制は以前からあったが、音声での定額制は業界で初めてである。
PHSユーザーの私は、毎月基本サービスパックで3300円、メール放題で500円、計4300円支払っているから、定額制に移行した方が得のように見えるが、そうもいかないようだ。
定額といってもWILLCOMのPHS間の通話とEメールが月額2900円で定額になるだけで、固定電話、携帯電話への通話が定額になるわけではない。
通話相手がPHSだけなら得になるのは間違いないが、私のPHSに登録されている通話相手で、PHSの070で始まる相手はたったの4件しかない。だから定額制になってもほとんどの通話は有料通話になる。Eメールもパソコンから転送したメールを着信させるだけで、PHSから送信することはない。
現行料金と定額制との差額である月額1400円以内で有料通話が納まれば、定額制の方がお得になる計算になるが、まず1400円ですむはずがない。定額制に移行するかどうか迷うところである。
だが、若い恋人同士なら、この定額制はぜったいにお薦めだ。2人でPHSを持てば、いくら長い時間話しても月額2900円ですむのだから。そのせいか、連続通話時間が2時間45分を超えると超過料金がかかる仕組みになっている。若かりしころ、彼女と毎晩長電話して、月額ウン万円の電話代を払っていた時代と比べて、こんなサービスが享受できるいまの若者がうらやましい。
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