IP放送を利用した新ビジネスが既存テレビ局の抵抗にあって難航していることはすでに紹介しましたが、最近はテレビ局に頼らず、ネット側が独自に映像コンテンツを制作する動きや、スポーツ番組のネット配信の権利を単独で取得する動きも出てきました。テレビの多チャンネル化の後追いをするのではなく、IP放送は独自の発展を図った方がいいのではないか、と最近思い始めています。7月29日のICPFシンポジウムはどういうディスカッションになるか、分かりませんが、ご期待ください。以下、シンポジウムのご案内を転載します。
ブロードバンドの急速な普及にともなって、通信のインフラを使って映像を伝送する「通信と放送の融合」が、技術的には可能になってきました。しかし現実には、いろいろな権利関係などの障害が多く、なかなかビジネスとしては立ち上がりません。今回のシンポジウムでは、問題点を明らかにするとともに、その解決の方向を関係者との議論によってさぐります。
日時:7月29日(金) 13:30~17:45
場所:東洋大学 スカイホール
東京都文京区白山5-28-20
地下鉄三田線「白山」駅から徒歩5分
地下鉄南北線「本駒込」駅から徒歩5分
入場料 2000円(ICPF会員は無料)
申し込みは、[email protected]まで電子メールで(先着順で締め切ります)
第1セッション 13:30-15:30
「放送とインターネットの出会い」
地上波放送の再送信をめぐって起きている問題を整理し、解決策を考えます。
出演:原淳二郎(ジャーナリスト)
楜澤悟(クラビット社長室長)
田中良拓(風雲友社長)
司会:池田信夫(ICPF事務局長)
第2セッション 15:45-17:45
「著作権の処理をめぐって」
融合の最大の障害である著作権などの権利処理の問題を考えます。
出演:林紘一郎(情報セキュリティ大学院大学副学長)
春日秀文(弁護士)
安東高徳(総務省情報通信政策課コンテンツ流通促進室課長補佐)
司会:山田肇(ICPF副代表)
http://www.icpf.jp/archives/2005-06-30-1708.html
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