文藝春秋10月号の「朝日が警察に屈した日」を読んだ。警察の報償費いわゆる捜査協力費が不正に支出され、裏金として流用されていた問題を告発する特ダネが、20年以上も社内で理由もなく握りつぶされていたことが書かれている。筆者は握りつぶされた特ダネを書いた本人で、現役時代の最後の2年あまり、私の隣の席にいたから、だいたいの話は聞いていた。特ダネは警察の内部告発に基づくもので、証拠資料はそろっていたのに、なぜ長年伏せられてきたのか、本人もいまだに納得していない。朝日が警察の圧力に屈したという証拠もないが、そういう見出しがつけられてもおかしくない、経緯がつづられている。
メディアにはさまざまな圧力が社外からかかる。経済ニュース分野でも、官庁や大企業から手を変え、品を変え圧力がかかる。それでも不当な圧力は会社が壁となり、記者と記事を守ってきた。瞬間湯沸し機といわれた私が定年まで在籍できたのは、こうした環境があったからだといってもいい。社会部関連の記事にはまた違った圧力がかかるのだろうが、それでも何の理由もなく自主規制してしまうことはありえないと思っていた。
なぜ自主規制したのか、筆者は退職後改めて取材したようだが、会社からの回答は、当時の事情が分からないという紋切り型の回答だった。推測するに、何か社員の知り得ない事情があったとしか考えられない。
最近朝日は捏造データに基づく誤報問題で、社内に調査委員会を発足させた。ならば、この特ダネ自主規制問題も再調査してほしいところだ。
権力の不正に目をつぶるメディアは読者の信頼を得られないと筆者は指摘している。その通りだと思う。読者の信頼を回復するために、解体的出直しを朝日は宣言したのだから、この問題を除外する理由はない。
警察がビール券だか講習会だかまともに動きません
http://gonbe.nobody.jp/sekuharasosyouya.htm
http://gonbe.nobody.jp/minboutoonnna.htm
http://gonbe.nobody.jp/beerbond.htm
http://gonbe.nobody.jp/koumotobougen.htm
http://gonbe.nobody.jp/kyouhakuhouti.htm
http://gonbe.nobody.jp/privacyleakage.htm
http://gonbe.nobody.jp/boutaikeiji.htm
言ってる理由がおかしすぎると思います。
http://newsflash.nifty.com/news/keyword/arrest/ts__jiji_27X126KIJ.htm
広告料ほしさかマスコミもさわりませんし
http://gonbe.nobody.jp/masukomitaisaku.htm
投稿情報: 一般人 | 2005年9 月29日 (木曜日) 18:58
他の新聞社特ダネを売ることはできないのですかねえ。
20年も恨みを蓄積しないと告発できないのでは、
告発した人も朝日と体質はあまり変わらんと思える。
投稿情報: | 2005年9 月18日 (日曜日) 15:43