ビッグサイトで開かれているワイヤレスジャパン2007の初日に行ってきた。
「どんなお魚が好きですか」。会場のプレス受付でこう質問された。「お魚ってfishの魚のことですか」と私。「そうです。アンケートに答えていただかないと・・・」。「ここはワイヤレスジャパンの受付じゃないの?」。「はい、こちらはシーフードジャパンです」
ビッグサイトの会場入り口に同じような受付が2つあったので間違えた。去年まではIT関連の展示会は、受付がいくつも並ぶほど盛況が続いていたから、こちらもワイヤレスの受付だろうと勝手に思いこんだ私が悪かった。
それにしても、シーフードの展示会とワイヤレスの展示会がほぼ同じような混み具合。シーフードの人気が上がったのか、ワイヤレスがただの展示会に成り下がったのか。
会場に入ると、入り口の真ん前がウイルコムのブースだった。スマートフォンの新型W-ZERO3に人々が群がっていた。結局もっとも人気を集めていたブースはウイルコムだったことが会場を1周してみて分かった。
このほか人が集まっていたのはWiMAXの展示くらい。1周してみて意外だったのは富士通、日立といった大手ベンダーの数社が出展していなかったこと。
携帯市場は飽和状態とはいえ、まだ波乱要因はいくらでもある。2.5Gの新規参入、2011年以降のVHFの跡地利用、来年に予想されるアップルのi-phone進出、携帯端末の開放など、携帯市場がピークアウトしたと判断するには早すぎる。
こうした問題に日本ベンダーはどう対応しようとしているのか、何かヒントはないかと思ったが、期待は裏切られた。唯一の成果は会場で古い知り合いに再会できたことくらいだった。
私がシーフードジャパンとワイヤレスジャパンを間違えたのも無理からぬことだった。
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