硫化水素による自殺が相次いでいる。中学生でも理科実験で発生させることができるのだから防ぎようがない。自殺の方法にはなぜはやりすたりがあるのだろうか。少し前までは練炭の集団自殺がはやった。
自殺の名所というのがあった。高層マンションのある団地が有名だった。もっと昔は福井県の東尋坊など観光名所と自殺名所が重なっていた。
特定の場所が自殺名所になると柵を張ったり、監視を強めたりして自殺防止ができる。最近自殺名所で自殺が続いたという報道がない。
しかし、自殺の方法は多様である。首吊り、身投げ、ガス、鉄道自殺は古典的方法である。警察官の拳銃自殺は職業的自殺とでもいえようか。
一般的に自殺者は楽な死に方を選ぶ傾向があるらしい。自殺は痛いから無差別に人殺しをして死刑になりたかった、とのたまった殺人犯人がいた。殺された人の痛みに想像力が及ばない飛んでもないヤツだった。
自殺をくい止めるのは簡単ではない。はやり病のように伝染するから、自殺報道を控えるべきだという主張もある。事実メディアは自殺報道を控えている。年間3万人も自殺者がいるのだから、報道しきれない。報道を自粛して自殺方法の流行は止められても、自殺志願者そのものを減らせるわけではない。
未来に希望の持てない時代、自殺が増えるそうだが、最近の日本の自殺の多さは異常である。こんな社会にだれがした。
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。