マッコリがどこの飲み屋でも飲めるようになった。注文すると「冷やして飲みますか、常温で飲みますか」と聞かれる。だいたいどの店も冷蔵庫に入れ、冷やで出している。
10年ほど前、韓国を旅行した時はお燗したマッコリを飲んでいた。なのに日本ではなぜ冷やして飲むのか。お店に聞いてもこれといった説明を聞いたことがない。マッコリの容器にも冷やして飲めとある。
本場韓国と日本で飲み方が違ってもいい。韓国旅行をした時期が冬だったから、韓国では暖めて飲んでいたのか。夏は韓国でも冷やして飲むのか。日本酒でも冷やで飲むのがうまい酒もあるし、お燗した方がうまい酒もある。マッコリもそうなのか。
今日買ったJINROのマッコリには電子レンジでちょっと温めて飲む飲み方を勧めるラベルがついていた。やはりそうか。
日本と韓国は近くて遠い国といわれていた。それは政治の世界の話で、食や酒の世界は無縁のはず。なぜ韓国の飲み方が輸入されるまでに時間差があるのか。キムチも日本人向けのキムチがあるらしいが、売上を伸ばしたいがため日本の消費者の好みを慮りすぎていないか。
伊豆諸島の名物くさや。あれも消費者の好き嫌いが激しく、現地の味をそのまま味わえる飲み屋がほとんどない。人様の好みに文句があるわけではない。だが、私は現地の人と同じ飲み方、食べ方がもっともうまいと思っている。
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