震災で株価が急落、日本経済の行く末に不安が広がっている。それなのに、外為市場では円が高い。ついに80円を突破79円台をつけた。日本の生産能力、輸出余力は当分低下する。国内金利も低いまま。それでも円高とはなぜだ。
大地震の影響で株式市場は急落している。それでも円高になるのは、日本が在外資産を売却、円の手元資金を確保するのではないか、という思惑だそうだ。
円高で輸出企業は打撃だろうが、在外資産を円に換えて還流させるだろうか。それほど日本企業は弱体化するだろうか。国内市場が縮小するからかえって輸出ドライブがかかるのではないだろうか。
円高は原油などの輸入価格が下がり、震災からの復旧には有利ではないか。国内の復興需要は大きい。かえって内需中心の成長が期待できる。
投機資金の思惑は分からないが、投機側もこの事態を理解不可能になっているのではないか。他人の不幸を投機の対象にするのはけしからんと怒っても始まらない。日本の底力を見せつけて彼らをあざ笑ってやるしかない。
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