東電が原発事故終息への工程表を発表した。やはり騙し騙しの対策が並んでいた。あと少なくとも半年は危険な状態が続く。その間にどれだけの放射性物質が環境に漏れるのか、何も触れられていない。
避難住民の中にはスケジュールが示されたことを評価する声があった。だがこの工程表通り事故対策が動くのか。何の保証もない。
格納容器水没案、原子炉建屋外に冷却用熱交換器の設置、水に含まれる放射性物質のろ過装置の設置など、これまで報道されてきた対策が並んでいる。だが、これなら大丈夫という決め手がない。
放射性物質の漏れを少しづつ許しながら安定化に持ち込む方式である。その間に大地、海はどれだけ汚染されるのか。そのシミュレーションも公表させるべきではなかったのか。
海江田経産相はできるだけ前倒しで進めるよう求めたらしいが、対策が遅れれば遅れるほど汚染は進み、損害賠償の補償金は増える。東電が負担できなければ、すべて国民負担である。また津波がきたら、台風がきたらどうするのかという指摘もある。予期せざる事態が起きたらどうするのか。準備しておく必要もある。
いちごさん
フランスの空冷式とは、たぶん建屋の外に設置する熱交換機のことだと思われます。日本製は水冷式が多く、それが間に合わないのか、フランスの空冷式を輸入するという話ではないでしょうか。
東電はあまりウソはいってないと思います。ただ、いってないことが多すぎます。大事なことできちんと発表していないことは何か、それを見つけるのがジャーナリストの仕事です。
投稿情報: junhara | 2011年4 月19日 (火曜日) 03:56
フランスの空冷式って何ですか??
東電さんは 嘘つき狼みたいで……
期待してしまって 絶望するのも疲れてきました…
投稿情報: いちご | 2011年4 月19日 (火曜日) 03:00