原発の安全性評価について政府が統一見解を出した。定期点検中の原発についてストレステストをし、その結果を原子力安全委員会が評価、運転再開を認めるかどうか決める。
ストレステストを実施するのは電力会社だ。当事者がテストして信頼できるデータが出てくるのかどうか。過去の電力の挙動を振り返れば、結果は目に見えている。さらにその結果を安全委員会が評価できるのだろうか。福島原発の事前評価で危険性を見逃した安全委員会である。
ストレステストの細かい内容は知らない。報道で見る限り、コンピューターによるシミュレーションにすぎない。だとしたら原発建設段階でやっているはずである。それもなしで原発を建設、運転していたとすれば、それこそ問題である。
EUがやっているから日本でもストレステストをやろうということなのだろう。EUでもドイツはどうなのか。テストは原発の安全性を担保するよりも、福島以降の反原発、脱原発の動きを抑え込むための手段ではないのか。
原子力の専門家の大多数は支持しているのだろうか。いくらでも疑問が湧いてくる。メディアはきちんと報道してほしい。
他の人を、根拠も無しで避難することはやめましょう。現状の原子力発電あるいは政治に対する責任はMass Mediaにあると思います。非難はすれども、根拠を示さず、感覚的表現に終始して。我々はMediaが報道しなければ、その事象が無かったことと同じです。でも報道すべきこと、内容はMedia側が握っています。官、政(誰と)、財界の宣伝機関から抜け出る時期ではないでしょうか。
投稿情報: syoita | 2011年8 月20日 (土曜日) 12:56
菅首相じゃないけれども、もっとも可能性のある筋書きを「思いつきました」。
元もと原子力政策は第5福竜丸被曝をきっかけにした反核運動を押さえ込むための米国の対日政策の圧力のもとで始まり現在に至っています。マスコミをはじめとして表に出る情報では裏の動きは分かりません。菅首相は思いつきどころか自分の政治理念じゃなくて完璧に米国の指導の下に動いています。福島の事故以来手足の上げ下ろしまで米国の指図で日本の政治が動いています。GEとWHは2007年にすでに実質的に日本に高値で買い取らせてしまったので今後は日本が原発を推進する必要性は米国にはなくなったのです。
投稿情報: 水野渉 | 2011年7 月14日 (木曜日) 08:13
逆でしょ。自分の手で原発動かしたくなかった管首相の思いつき。何をやるかも決まっていないのだから。ストレステストを何故電力会社がやるか、については、電力会社(及び原子力関連企業)が一番技術力を持っているから。他にやれといっても出来ないでしょ。
投稿情報: st513 | 2011年7 月13日 (水曜日) 17:30
毎日放送(ラジオ)の「種まきジャーナル」でこの話題がでました。小出裕章さんが話したことを引用します。
「ほんとに困った人たちだなと思います。何としても原発を進めたいというのですね。あの手この手を使って安全性を証明したい、あるいは説明したい。あるいは言葉が悪いけれども、騙したいというそういう事をやろうとしてるのですね彼等は」
明確ですね。事故を起こした福島を安全だと言ってきた人たちがテストをやる。それをおかしいと思わないのは振り込め詐欺になんども騙されるようなものだ。
投稿情報: 水野渉 | 2011年7 月12日 (火曜日) 21:51