佐村河内守さんの作曲した名曲がゴーストライターによる作曲だった。
私も彼の交響曲ヒロシマを買おうと思っていた。だがこの事態になって、音楽CDは販売停止、ネットによる配信も停止された。
だれが作曲したかどうかは私には関心がない。いい音楽なら聴きたい。
経歴詐称ならぬ作曲者詐称。だまされたと関係者は販売停止、配信停止にした。
だが、これは著作権侵害なのだろうか。作曲した本人は自ら名乗り出ている。作曲した本人と佐村河内さんはある合意のもとで発表している。いわゆるゴーストライターである。
文章を書くプロにも、文章をうまく書けない人、書く時間がない人のためにゴーストライターを引き受けることがある。私も引き受けたことがある。
その場合、著者名は依頼した人であり、ゴーストライターではない。ゴーストライターは謝礼を受け取り著作権を主張しない。ただ、文章の場合、本にその名前が小さく記される。ただ影の筆者を記載しない人もけっこういるにはいる。
音楽にもこうした影の作者がいてもおかしくない。影の作者と本人の間でどういう契約があったのか、知りたい。
佐村河内さんは、被爆二世、聴覚障害者の作曲家として有名になった。その特異な経歴と詐称問題がどういう関係なのか。影の作者はどれくらいの著作権料をもらっていたのか。交響曲ヒロシマは交響曲としては異例の販売部数だった。
影の作者がなんというか。興味深い。
hiroさん、コメントありがとうございます。
一連の報道を見ていても、分からないことが多すぎます。連名で出せばよかったのに、なぜそうしなかったのか。メディアの関心は自らがだまされたのかにあって、彼らがなぜこういうことをしたのか、解明してくれません。
だれが作曲しようが名曲は名曲なのであって、今回の事件でhiroshimaが名曲とはいえないとか、発売中止にしたりする人たちの音楽鑑定眼はどうなっているのか、そちらの方が問題ではないでしょうか。
投稿情報: jun | 2014年2 月11日 (火曜日) 18:21
ガーシュウィン作曲の有名な『ラプソディ・イン・ブルー』はグローフェがオーケストレーションをしているのは周知の事実です。
作曲当時のガーシュウィンは未だ管弦楽法に精通しているとはいえなかった上に、作曲の期間が限定されているという事情も加わって、ガーシュウィンに代わってグローフェが(ゴーストライター?として)編曲を行ないました。
名前をしっかり出すことですね。
投稿情報: hiro | 2014年2 月11日 (火曜日) 16:57