最近ネットへのアクセス速度が落ちてきたので、NTTのギガラインを契約した。いままでは光ネクストという回線。おおむね100メガが出るというサービスだった。ギガラインはおおむね1ギガが出るといううたい文句だった。だが、速度が上がった実感がない。ネットの速度測定サイトで計測すると10メガから30メガ。
NTT東日本の故障センター、いわゆる116番に電話した。
「ネット上の速度測定サイトはばらつきがありますから、NTTの速度測定サイトにつないでみてください」。
だがサイトにつなぐと、IDとパスワードの入力が求められた。NTTが光終端装置を設置した時、そんなパスワードが登録されたことは知らされていない。電話の向こうから、「考えられるパスワード入力してください」。考えられるあらゆるパスワードを入力したが、結局サイトにはアクセスできなかった。「こちらではちゃんとギガライン設定されてますから、これ以上は分かりません」。要するに解決策がないということだった。
ネットのアクセス速度はさまざまな要因がからむことは知っている。無線LANのルーターが問題なのかもしれない。ルーターのメーカーに電話した。
「2年前に買ったルーターでしたら、ギガラインに変更してもルーターの再設定は必要ありません」。「ひょっとしてLANケーブルが100メガのカテゴリ5ではありませんか」。
あっそうか。LANケーブルはそのままだった。そこで最高1ギガの速度に対応するカテゴリ6のケーブルを買った。
今日そのケーブルに換えた。速度測定をした。やはり平均は30メガ前後。最低は10メガ。
NTTの故障センターにはこんな質問もしていた。ギガラインにしたらアクセス速度は平均でどれくらい出るのか。答えはなかった。調べてもいないらしい。
消費者への広告では概ね1ギガ。これまでの光ネクストは概ね100メガ。常識では10倍速くなっておかしくない。それがほとんど変わらない。
これって詐欺商法と変わらないのではないか。
わが家のテレビは無線LANでつながるタイプ。それも最近ぶつぶつ切れる。それもギガラインに変更する理由だったが、相変わらずぶつぶつ切れる。
ひょっとしてギガを販売促進するため、従来サービスのアクセス速度を落としていたのではないか。そんな疑いさえ抱いた。
1980年代末からインターネットアクセスしてきた。ダイヤルアップ、ISDN、ADSLそれから光アクセス。全部使ってきた。そのたびに速度が上がってきた。しかし、今回ほど速度向上が感じられない回線サービスは初めてだ。
アクセス速度が上がらない理由にはいろいろある。どれが理由なのか、私には特定できなかった。もうしばらく努力してみるが、ダメだったら解約するつもりだ。通信の専門家でない限りギガラインはまだ契約しない方がいい。
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