skypeというIP電話ソフトを知っていますか。pcに取り込むと、世界中のpcとIP電話ができるソフトです。pcにヘッドセットをつなぐ必要はあります。以前からこの種のソフトはありましたが、インスタントメッセンジャーのような使い勝手で、同じソフトを入れたpcとなら世界中と無料でIP電話がかけられます。同じISP加入者同士でないと無料通話ができない日本のIP電話とは違います。
私のpcにも入ってます。今年の春にダウンロードしましたが、電話する相手がいないので、今までは使うチャンスがありませんでした。昨日、友人がダウンロードしたというので、試してみました。結果は、これなら使えるというものでした。多少雑音はまじるものの、音声はクリアに聞こえました。
世界でもう数百万人が使っているようです。何回か海外からIP電話がかかってきましたが、見知らぬ相手だったので出ませんでした。昨日は、友人から突然電話があり、「pcがオンラインになってないじゃないか。skypeで話してみたいから、すぐオンラインにしてくれ」といわれました。夕食の支度中でしたが、せっかくの申し出だったのですぐpcのスイッチを入れました。結果は先に書いたようなものでした。長距離、特に海外と通話する機会の多い人には便利だと思います。
でも、事前に相手に電話してオンラインにしてくれと頼まないと通話できないというのもおかしなものです。pcが常に電源onになっていて、インターネットに常時接続していることが前提になっています。電話交換手ではあるまいし、ヘッドセットで電話するのも何か鬱陶しい感じです。
このskypeは現在では、通話相手が固定電話でもかけられるようになっています。その場合はなにがしかの料金がかかるようです。
それでも安くて便利だから、今後普及するでしょう。その時、電話会社は生き残れるのか、という人がいます。
しかし、skypeが出てくる前からIP電話は存在していました。固定電話からIP電話がかけられるようにもなっています。ですから、IP電話は昔のままの電話会社にとっては脅威であることに変わりはありません。
英国のBTはすべてIP電話に切り替えることを宣言しました。IP電話時代になれば電話会社の収入の大部分を占めていた電話の通話料収入が激減します。それに変わる収益をどうやって確保するのか、それが問題です。
長文になるのでこの辺でやめますが、この問題は今後続けて取り上げるつもりです。
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