まだ暑かったころ、銀座の音楽好きが集まるバーで聞いた話が気になっていた。あの韓国人気ドラマ「冬のソナタ」の主題歌「最初から今まで」が雅夢の「愛はかげろう」にすごく似ている、というのだ。
「愛はかげろう」という曲は聞いたことがなかった。音楽には素人の私にうわさが真実かどうか、確かめようがなかった。最近、忘年会で知人がその「愛はかげろう」を歌った。歌った知人に聞いてみた。答えは「似ているところがある」という返事だった。
2チャンネルでは、つとに話題になっているのだが、既存メディアではまだあまり取り上げられていない。韓国側が盗作を認めたという話も聞くが、韓流ファンとしては、うれしくない話題ではある。
80年代から韓国人歌手が相次いで日本の歌謡界に進出、赤坂あたりのバーでは、多くの韓国人のセミプロが歌っていた。素人目にも歌唱力は優れている、と感じていた。
もともと同じ文化圏にいる民族。音楽の感性が似ていても不思議ではない。だからこそ、韓国で日本の歌がヒットし、日本で韓国の音楽が親しまれるのだろう。似ているけれど、どこかちょっと違う。冬のソナタが爆発的人気を呼んだのも、純愛に対して同じ感性を持った国民同士だからではないか。こう考えると、似ていて当たり前、似ていることを、あえてあげつらうのは、兄弟が似ているのはおかしい、といっているようなもの、と思えてきた。
盗作かどうか私には分からない。水面下で問題をくすぶらせるより、早くはっきりさせた方がいいとは思うが、著作権法をあまり厳しく適用するのもおかしな話ではある。
チンスクさんが行っている愛はかげろうのようににすごく似ている曲とは中島みゆきの「世情」ですね?
世情は1978年で
愛はかげろうは1980年発売です。
私はこの二つも似ていると思います。
投稿情報: ひろぽん | 2010年2 月 1日 (月曜日) 18:47
韓国は音楽以外の分野も頻繁に日本のアイデアを真似ます。
しかもほとんどそのまま。真似るというよりはもう盗むと
いう感じですね。
ですからこの曲も確信的に真似たと思います。
韓国にある程度詳しくなってから、時々、なんだ日本や
アメリカのパクリ(言葉が悪くてすみません)だったんだ、
これも!あれも!と思い知らされることが本当に多いです。
中には完全なる違法行為も多いですが、韓国ではどうも
罪の意識は少ないように思います。
あと冬ソナではこの曲のほかに日本のdeep sea?という
曲も盗作ではと問題にされていて、正直とてもせこさを
感じてしまいます。個人的には残念です。
投稿情報: るんるん | 2005年3 月16日 (水曜日) 12:50
コメントを見ていて、昔のことを思い出しました。もうすごい昔のことなので記憶は不確かですが、初めて「愛はかげろう」を聞いたときのこと。当時ヒット中のこの曲をTVで聞いた瞬間、この歌、すごく何かの曲に似てるなぁって思ったのです。何の曲だったかなぁ。前川清の「東京砂漠」?。いや、違ったっけ?いったい当時の自分が何の曲に似ていると結論を出したのかさえ忘れてしまったのですが、とにかく「愛はかげろう」という曲自体、パクリ臭い曲だったのを覚えています。やはり作曲していく中で、今まで聞いたことのあるフレーズに影響されてしまうのは仕方ないのかも知れませんね。
投稿情報: チンスク | 2005年1 月 9日 (日曜日) 13:09
「最初から今まで」、初めて聴いたときに、すぐにピンときました。少なくとも、サビの16小節のコード進行はまったく同じです。つまり「最初から今まで」のカラオケで「愛はかげろう」が歌えます。やってみてください。(^^;)
年末の「題名のない音楽会21」で、羽田健太郎さんが「最も感情に訴えやすいコード進行」と言っておられましたが、2曲
の共通点については、さすがに言及していませんでした。
投稿情報: たら | 2005年1 月 7日 (金曜日) 22:35
そっくりおなじです。雅夢は、著作権侵害の訴えを起こすべきだと思います。
投稿情報: 宮本惠美 | 2004年12 月29日 (水曜日) 13:08
はじめから終わりまで、改めて聞いてみたのですが、素人の私には、似ているといわれれば似ているような気がするし、違うといわれれば違うような気もするので、問題提起してみたのです。
最近の歌はどれも早く口言葉で語られ、みな同じように聞こえるほどの音楽素人ですから、どなたかちゃんと答えを出していただけるとありがたいのですが。
ただ、数年前、ある有名な作曲家に、あなたの曲はどれもよく似ていて私には区別がつかないのですが、と恐る恐る質問したことがあります。すると、「それは当然です。何が流行るのか、パターンが分かっているので、それをちょっとさわって組み合わせているだけですから」と正直にいわれたことがあります。人間が聞いて心地よいと感じる音の組み合わせなんてそんなに多くはないのかもしれません。
どのような芸術であれ、まるごとコピーはよくないのですが、ある程度のコピーは許されるべきで、それがまったく許されないと文化の発展、蓄積はない、ともいわれます。著作権法にフェアユースという考え方があるのはそのためだと思います。
仮に冬のソナタ主題歌の作者が愛はかげろうに触発されて作曲したとしても、それは文化の発展の一過程であって、許される範囲なのかもしれません。
歌にも学術論文のように、参考にした部分をレファランスとしてつけられるようになると、いいと思うのですが。これも素人考えでしょうか。
投稿情報: junhara | 2004年12 月26日 (日曜日) 16:11
「愛はかげろう」世代のおじさんです.冬ソナの主題歌ですが,「愛はかげろう」とそっくり同じです.冬ソナファンのうちの奥さんも認めております.
一度聞かれてから改めてコメントされることをお勧めします.部分的に似ているいるだけではなく全体のトーンもそっくりです.
投稿情報: yo4chan | 2004年12 月26日 (日曜日) 12:29