H2A7号機の打ち上げをライブドアが提供するネットのストリーミングで見た。発射後15分経過したところで書いている。2段目のロケット燃焼終了まで順調だから、ほぼ成功といっていい。後は衛星の軌道投入がどうなるかだ。
午後5時半ごろが打ち上げ予定時刻になっていたから、5時ごろライブドアのライブ中継サイトに接続していた。しかし、小さな画面にロケットの姿が映っているだけで、打ち上げが遅れているのかどうか、何も、情報はない。しびれを切らして買い物に出た。帰ってきたら、ようやく中継が始まっていた。
中継といっても種子島の管制室の中継はなく、カウントダウンも聞こえない。ロケット点火と同時に画面は真っ白になり何も見えなくなった。
JAXAの提供する画像と解説をそのまま流したのだろうが、情報は不充分だし、緊迫感がない。もう少しリアリティのある中継ができないものだろうか。安上がりなストリーミングしか提供しないライブドアでは視聴者の支持を得られない。
打ち上げを中継するストリーミングの帯域は最初、300キロだったが、次第に落ち、打ち上げ時は100キロだった。アクセスが増えたからだとは思うが、バッファの回数が増えて画像はしばしばフリーズした。これでは実況中継とはいえない。
楽天もプロ野球の試合をネットで配信するそうだが、この程度の画像と帯域で中継したら、視聴者やファンからそっぽを向かれるのは確実だ。
テレビと同等にせよとはいわない。テレビがやらない中継をやっているのだから、ある程度の品質劣化は我慢はする。なるべく多くの人に見てもらうためには、ナロウバンドで中継するしかない事情も分かる。だが、いまや2000万近い世帯がブロードバンドでアクセスする時代だ。このレベルで視聴者は満足すると考えて中継していたとすれば、ライブドアは視聴者をなめている、といわれても仕方がない。
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。