ドコモモバイル社会研究所のシンポが有楽町の朝日ホールで5日開かれた。東大先端研の玉井克哉教授がこんな話をした。
携帯の暗証番号は10秒もあれば、盗まれる。本人確認のための携帯の指紋照合システムは、グミを利用した偽造指紋で簡単に破られる。Felicaなどの非接触型ICカードが入った携帯からは個人情報が、接触せずに簡単に盗まれる。
携帯に限らず暗証番号を自分の誕生日に設定している人は多い。誕生日を利用した暗証番号だと365通りくらいしかないから、読み取り機があれば10秒で盗むことが可能だそうだ。その実験ビデオが紹介された。トイレにたった時、テーブルに携帯を置き忘れたら、簡単に暗証番号は盗み出せるという実演だった。
指紋も子どもがお遊びに使うグミを利用すると、携帯に残された指紋跡から簡単に指紋のコピーが作れるのだそうだ。これも実演ビデオを見せられた。
JRのSUICAに利用されている非接触型ICカードは、おサイフ携帯にも利用されている。非接触ゆえに、携帯を不用意にポケットやバッグに入れておけば、体やバッグに触らずに情報が読み取れる。非接触型ICには暗号がかけられた情報とかけられていない情報があり、暗号がかけられていない部分は、読み取り機を近づけただけで盗まれるという。どこの駅から乗り、どこの駅で降りたか、などの情報は暗号がかけられていない情報で、読み取られたら、簡単にストーカーができてしまう。
いわれてみれば確かにその通りで、安全と安心を求めてメーカーや携帯電話会社が開発してきたこれらの技術はいったい何だったのか、と思える。
使い方さえしっかりしていれば、これらの危険は回避できるが、便利さと危うさはやはり紙の裏表の関係にあるのだ。
別にわざわざ携帯から個人情報抜かなくても
もしストーカーだったら住所くらい
後をつければ簡単に調べられるので
たいしてそこは問題じゃないような・・・。
投稿情報: 翔 | 2006年9 月24日 (日曜日) 20:39
こんばんは、大平です。
TBさせてください(といってもほどんど引用してしまいました、すみません)。私は専門知識が乏しいのですが、大変興味深く参考になりました。
これからもよろしくお願いいたします。
大好きなjunhara様へ
投稿情報: エレミヤ | 2005年3 月13日 (日曜日) 20:08
おぐらじおさん、いつもコメントありがとうございます。
私も驚きでした。暗証番号だけでなく、携帯の中のデータも簡単に引き出せるようです。そりゃそうですよね、携帯からパソコンにデータを転送できるんですから、同じようにだれかさんのハードディスクに転送できちゃいます。まさにコロンブスの卵みたいな話です。
投稿情報: junhara | 2005年3 月 6日 (日曜日) 15:30
このエントリは、僕には、驚愕の事実です。
指紋認証が安全そうでいいなと思っていたのですが、こんなことでは暗証番号の方式と大差ないですね。
携帯電話は通話だけできればいい、あとはせいぜいメールだけでいい、そのメールも、重要な連絡には使えないな、という感じがします。
こんなことなら、余計なことするな、ドコモ、au、vodafoneって感じ。
ツーカーに乗り換えるか?それもなんかなぁ。
投稿情報: おぐらじお | 2005年3 月 6日 (日曜日) 10:43