私のPDA(携帯型情報端末)がついに壊れた。液晶画面に青い横線しか出てこない。IBMが初めて出したWORKPADという機種だが、IBMはすでにPDAから撤退しているから、後継機を買うことができない。
予定表、住所録、メモ帳代わりに使っていた。バックアップをとっていたから、データがなくなることはないが、アポがどうなっていたか、手元ですぐに確かめることができない。今後、約束違反が続出する恐れがある。
最近PDAでは国内トップシェアを持つソニーも撤退する報道があった。なぜPDAはこんなに評判が悪いのか、私には分からない。
歴史的にPDAで成功した企業は少ない。アップルの最初のニュートンも失敗した。AT&Tが発売したパーソナリンクも失敗した。両方とも片手で持てないくらい大きかった。手のひらサイズのパームが出た時、これで普及すると思った。すれ違う列車の窓から若い男と女がパームの赤外線通信で名刺交換をするコマーシャルが有名になったが、人気は一時で、結局成功しなかった。
人気がないのは日本だけではないようだ。その理由として、よく言われるのが、PC未満、携帯以上の中途半端さ。中途半端でも現状ではPCより手軽で、携帯以上に使いやすい。この市場がなくなるのは困る。
特に手書き入力と液晶画面の大きさが中年以上の消費者には受けるのではないかと思うのだが、そうはならなかった。おしゃれではなかったからか。ポケットに入れて持ち運ぶにはちと大きすぎるからか。価格が高かったからか。その原因を分析したら面白いと思うが、調べてみても納得できる解説はまだない。
それにしても困った。紙の手帳に戻ることもできない。データが多くなりすぎた。今後私とアポを約束した人に直前になったら、リマインドメールを送ってもらうしかない。
元c3使いです。
タップ位置が激しくずれるようになったのでCLIEに買い換えました。
バッテリへたりですが交換サービスがあるみたいです。
http://www.pdakobo.com/exec.exe?html=battery.htm
ガラス&タッチパネル交換は1万近くするので、c3復活は悩み中でございます。
投稿情報: 野坊主 | 2005年3 月 6日 (日曜日) 17:49
補足です。
上記の、USモデルのPalmにJ-OSを入れて使う方法は、当然日本市場で売られていた、元から日本語化されたPalm OSではないので、一部のアプリケーションの動作に不具合が出るか、一部動作しないアプリケーションが出てくる可能性は考えられると思います。念のため。
でもほとんどの場合、大丈夫じゃないかと、大して知識がないながらも僕は楽観しています。
投稿情報: おぐらじお | 2005年3 月 2日 (水曜日) 04:49
おはようございます。
この話題と同じことを、実は僕も自分のネットラジオで話しました。(ソニーがクリエを終了し、国内でどうやってPalm互換機を探すかという話)
現状、Amazon.co.jpなどから、現在アメリカで売られているPalmのTungstenシリーズやZireシリーズを買って、日本語化キットのJ-OS(シェアウェア)を入れて使うのが現実的な選択かもしれません。
僕もIBMのWorkPad C3を持っていて、重宝しています。が、バッテリがへたってきたようで、買い換えるのにどうしようか、と心配になってきて、こちらのエントリと同じことを考えたわけです。
投稿情報: おぐらじお | 2005年3 月 2日 (水曜日) 04:41