古いアフガニスタンの写真が出てきた。38年前に東大探検部の西南ヒンドゥークシュ学術調査隊の隊員が撮影したもので、ザヒルシャーが国王だった。米ソの勢力争いの緩衝地帯として、アフガニスタンは平和そのものだった。
調査隊は帰国後、報告書「アフガニスタンの水と社会」を東大出版会から出版、写真集「原色写真文庫 アフガニスタン」を講談社から出版している。
写真の原版フィルムは撮影した隊員がそれぞれ所有しているはずである。隊長だった私はあまり写真を撮らなかったが、だれが撮影したか不明の写真フィルムだけが、私のところに残された。
全部で50-60枚あるが、最近購入したプリンタ複合機にスキャナがついていたので、スキャンしてみた。すると中には、傷がついていたり、かびがはえていたりするものがある。スキャナの性能もそれほどよくないから、画質はあまりよくないが、平和だったころのアフガニスタンの雰囲気は出ている。いい写真はすべて写真集などに収録されているが、ここに掲載する写真は未公表の写真ばかりだと思う。
スキャンに時間がかかり、まだ全部デジタル化できていない。一部だけフォトサロンに掲載する。これを見た旧隊員がもっときれいな古き良き時代の写真を提供してくれることを祈っている。
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。