JISAの新たな役割と使命についてというニュースリリースをもらいました。
お経みたいなリリースでしたが、我慢して最後まで読みました。やっぱり内容はお経より抽象的で何をやろうとしているのか、分かりませんでした。
会長就任会見でもいいましたが、天下り規制など具体的なテーマをあげて検討しないと、お経で終わってしまうのではないか、と心配です。天下り規制について
は経団連の奥田会長もやろうとして挫折したようですが、少なくとも官公需を事業の中心にしている企業は自粛すべきだと思います。天下りを受け入れる企業は
やはりどこかにお上依存体質があり、自立心のない企業としかいいようがありません。こうした体質を払拭しない限り、業界の体質も変わらないし、新たな
JISAの使命も明確にはならないと思います。
道路公団の例に見るまでもなく、天下りは官民双方にとって得です。損しているのは納税者です。会見では、個別企業の判断に任せる、というお答えでしたが、
個別企業にとって天下りは利益に直接結びつくのですから、自粛できるはずがありません。だから奥田会長も経団連で申し合わせをしようとしたのではないか、
と考えますが、やはりだめでした。
官依存の天下りを続ける業界はいつまでたっても自立できず、国際競争力なんか持てるはずがありません。小さな地方自治体の電子投票システムさえまともに稼動させられなかったことは、こうした官への依存、甘えが背景にあったと考えられなくもありません。
そんなこと、あんなことにも目を向けないで、業界改革なんできるはずがありません。
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