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登録年月 07/2004

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2005年8 月31日 (水曜日)

コメント

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のび

ベルトコンベア方式とセル生産方式の比喩を引きずるのもなんですが、会社からみた生産効率と生産に携わる労働者から見た視点をごっちゃにしてはいけないと思います。手作りで一から作りあげる事を知っている職人の労働意欲と、単なるロボットの代替品である作業員の労働意欲は比べるべくもない。組織でないと取材は不可能とリンテンさんはおっしゃられるが、僕は反対に個人でなければデータの取りまとめは出来ないことに重点を置くべきと思う。

さい

そうそう。セル生産方式でも会社の歯車には変わりありませんよね。

リンテン

「工場ではベルトコンベア方式より一人で全部を組み立てるセル生産方式の方が高い生産性をあげられることが分かってきた」と言うのは近視眼的な解説です。単位時間あたりの生産量や金額と人件費の関係でみた生産性はベルトコンベヤ方式のほうが概ね優れています。セル生産方式は需要や仕様、ロットあたり数量の変化などの要素や安全性、メンタルケア、業務・企業への忠実度、ベルトコンベヤ方式への投資効果の逓減などの諸要因により、近年の経営環境で観ればセル生産のほうが優位性のある部分も多くなったということです。細かな肉体作業に分解できない記者の取材行為をこのような比喩で表現すること自体に無理があります。分かり易いように伝えようというたとえでしょうが、無意識のレベルでも体が動く作業環境を作り上げる経営的・経済的な意義も大きなものがありますので必ずしもベルトコンベヤ方式が劣るものではありません。発表記事を鵜呑みにした転記記事を書き魅力の無い紙面を作り続けるほうがもっと問題であると思います。そもそも組織でないと新聞のための取材は不可能です。虚偽や放棄は論外ですが、記者は優秀な取材・編集活動の歯車であることを誇れる職場環境を作っていきたいと思います。

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