メディア・レボリューションという名のblogが9月15日開設された。
(http://blogs.yahoo.co.jp/blognews2005/)
大手マスコミで活躍したジャーナリストOBが中心になって、既存メディアにはないニュースを発信する方針だ。記事に関連する映像も配信している。
実は私もこのblogの寄稿者に名を連ねている。他の寄稿者より先にblogを開設したという理由で引っ張り込まれた。輪番制でデスクワークをするので、一人でやるより、客観的で正確なニュースが発信できる、更新頻度も高くなるという点に魅力を感じたが、いざスタートすると、両方のblogにどう書き分けるのか、が難しい問題である。
メディア・レボリューション事務局は、「要約だけこちらに送って、詳細は自分のblogで書いてください」と気軽にいうのだが、そう簡単ではない。現役時代は、1面と経済面で書き分けるという作業をしたことはあるが、二つのblogが連携する場合、どちらが1面でどちらが経済面なのか、簡単には決められない。
アクセスが多いblogを1面扱いし、少ないblogを関連サイトにする手はある。しかし、わがblogもいまや10万アクセスになろうとしている。新参blogに負けてたまるか、という自負もある。
わがblogに関連サイトとして、メディア・レボリューションのリンクを張ったが、今後どう連携するのがいいのか、私自身まだ結論は出ていない。
冷静に見て、多数のジャーナリストが同じblogに寄稿したら、個人ジャーナリストの主宰するblogはアクセスでいずれ負ける。先駆的にやったからといって、それは何の役にも立たない。
明治時代の初め、瓦版が近代的大新聞に吸収されていったのと同じ過程をネットジャーナリズムは歩んでいくのだろうか。地元密着のミニコミ紙がいまだ生き残っているように、わがblogも専門性を高めたミニblogとして生き残るべきなのか。わがblogも多くの寄稿者を集め、大手blogへ変身すべきなのか。
とかくメダカは群れたがる。ジャーナリストという職業が長い歴史の中でやっと本当に独立独歩で生きていけそうな時代なのに、頭は旧い紙の時代のままの方が多い。ブンヤ社員根性がぬけないのだろうか。というわけで群れないでゆっくりと書いてもらったほうが読者としては嬉しい。
投稿情報: がんばらない | 2005年9 月27日 (火曜日) 23:50