わがblogが17日、20万アクセスを達成しました。この数字がどういう意味があるのか、本人にも分かりません。この累計アクセスは検索エンジンのおかげか、RSSのおかげなのかもしれません。つまり本人の実力ではないのかもしれません。ただ、blog読者が着実に増加しているのは間違いありません。
去年まで20万達成は2月ころと予想していましたが、年明け以降アクセスがなぜか増え、予想より1カ月早く達成しました。
わがblogはITや通信に関する投稿が多いのですが、それらのアクセスは本人の期待より少なく、時事問題特にメディアに取り上げられたテーマに個人の見解、批評を加えた投稿にアクセスが多いのは、blogと既存メディアとの関係を考える上で興味深いものがあります。
blogと既存メディアの影響力が2007年末でどちらが大きいか、という賭けがネット上で行われていますが、今やあまり関心を集めていません。両者は対立するものではなく、相互補完あるいは融合するもの、という理解が深まっているからかもしれません。しかし、それは認識の上だけの話で、どのように融合するのか、具体像は世界中どこにもありません。
日本はblog開設者が多く、blog上に流通する日本語の比率が異常に高いといわれます。それだけ日本人にblogが受け入れられているのです。平安の昔から日記文学が日本文化の形成に大きな役割を果たしてきたことと無縁ではないと思われます。
日記文学としてのblogが定着したとはいえ、ネットジャーナリズムとしてのblogが定着したかというとまだまだです。市民ジャーナリストが多く出てきたといっても、総体としてその記事の品質、影響力、信頼性、独立性などにおいて、既存ジャーナリズムに及ばないからです。このままではネットジャーナリズムが既存メディアを飲み込む日が来るとは思えません。どのような形で両者が融合するのか、だれにも予想はつきませんが、そのための捨て石となる覚悟で、blogを書き続けたいと考えています。
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。