上智大、早大に続いて慶應、明治もはしかの流行で1週間休講になった。わがSFCも休講である。昔は教授の都合で休講がしょっちゅうあった。学生ストによる休講もあった。しかし、はしかで大学が休講だなんて前代未聞である。
そもそも大学生がはしかにかかること自体が昔は珍しかった。みな子どものころにかかって免疫ができていた。私も幼児期にかかったらしく、はしかの記憶がない。
現代の若者も柔になったものだと嘆いても始まらない。ワクチンの効果が消えているとか、副作用が心配でワクチンを接種しいなかった、という理由らしいが、罹患時期を遅らせただけのワクチンとはいったい何だったのか、何のためのワクチン開発だったのか、あらためて疑問に思う。
何かに一時的に夢中になることを、はしかにかかったようなものだ、という表現が日本語にはある。たいして心配する必要はない、というのと同義語でもある。たいして心配することもないはしかにワクチンを開発して意味があったのか。はしかくらいで大騒ぎになる現代社会はやはり柔になっているのかもしれない。
授業を1週間遅らせればいいというわけにはいかない。授業計画を練り直さないといけない。こちらはけっこう手間である。
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