福田首相が突如辞意を表明した。辞任会見を聞いても辞める理由が分からない。本人はいま辞めた方が国民のためになると考えたらしい。辞任会見からずっと、何が辞任理由なのか、各メディアで見たり、読んだりしたが、腑に落ちる理由は見あたらなかった。
内閣支持率が低迷しているから?公明党との不仲?福田じゃあ選挙に勝てないという自民党内の逆風?そんなことでくじけるような男だったのか。そもそもそんなイジメに弱い人間だったのか、とも思えない。
いま辞める方が、時期を失してボロボロになってから辞めるよりはいい、と考えたというもっともらしい推測もあった。残る任期がわずかになると、米大統領も歴史にどう刻まれるかを心配するという説もあるから、あながちないとはいえないが、福田さんが歴史の審判を気にするほどの仕事をしてきたとは思えない。
国民の多くは無責任だと怒っているようだが、私は怒る以前の状態が続いている。
短期間で指導者が次々と代わる時代はどういう時代なのだろうか。幕末も将軍が短期間に何人も代わった。先の大戦末期もころころと首相が代わった。
理由はどうであれ指導者がころころ代わる時代は国民が大いに迷惑する時代である。
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。