学生たちと上野公園に花見に行った。目抜き通りの広い参道は桜が満開。桜を愛でるひとひとひと。上野黒門町育ちの私だが、これほど混雑した上野公園は初めての経験だ。混んだ参道を通り抜けて、国立博物館から寛永寺を通って不忍池へ下りた。寛永寺周辺は人通りも少なく、姿のいい桜があちこちにある。途中、上野桜木町に小さなお寺があった。塀の上から見たこともない桜が一本。ソメイヨシノのような薄紅色の花と八重桜のような紅色の花がひとつの木に咲いていた。
寺の中に入ってみた。棕櫚の木を中心に一面に白い花の咲く10坪ほどの小さな庭の片隅にその桜はあった。近づくことができない。仕方なく塀の外から写真を撮った。バックが晴れた空なので雰囲気がうまく捉えられていない。
派手な桜並木もいいが、ひっそりと一本だけで咲く桜もいい。
上野公園からの帰り道、近所にある小さな児童公園の前を通った。最近改修されたばかりだ。公園の一本の桜が夜間照明に浮き上がっていた。夜桜の方がやはりいい。整備された公園に花見客はだれもいなかった。ご近所もまだ知らないのだ。
うこん桜という種類かもしれませんね。わが家から買い物に行く道すがらに、過日発見して、カミさんと「変わった桜だね」と話してました。
投稿情報: 佃 | 2009年4 月 6日 (月曜日) 23:20