ゴルフ場で打球が危険な方向、つまりプレーヤーやキャディーがいる方向に飛んだ時、危険を知らせるため、フアーと大きな声を発する。なぜフアーなのかは知らない。
かなり前のことだがある時、ロンドン帰りの先輩がいっていた。「フアーって外国人の前ではいうなよ」。どうも発音がwhoreに似ているかららしい。大きな声で売春婦を呼んでいるように聞こえるというのだ。
しかし、その後いっこうにフアーがなくなる気配がない。ある日、来日中の米国人弁護士とゴルフをした。彼にこの質問をした。米国でもフアーとかホーとかいうのだそうだ。その叫び声の由来は何か、重ねて聞いたが、彼もよく知らないみたいだった。私にはそもそも発音の区別もつかないから、まあどっちでもいいやとなった。
今夜から全英オープン。遼君とタイガーウッズが一緒にラウンドする。テレビのゴルフ中継が待ち遠しい。プロだから危険な方向にボールが飛ぶ可能性はほとんどない。フアーといっているのかどうか、確かめるチャンスなどないだろう。それにしても、もっとスマートな日本語の叫び声はないものか。
小学館プログレッシブ英和中辞典、2005年2月20日第4版第3刷発行、p.762に
fore 間投詞 [ゴルフ]フォア,危ない,ボールが行くぞ.
と書かれています。
投稿情報: linfan | 2009年7 月19日 (日曜日) 09:16