経産省が開設したIT政策に関するアイデアボックスが終了した。開設期間はわずか1ヶ月間だったが、投稿されたアイデアは403、コメントは1000件を超えた。私が投稿したアイデア、官庁の記者会見をネットでライブ中継せよ、も多くの支持をいただいた。
これらのアイデアがどう政策に生かされるのか、まだよく分からない。経産省からきたメールによれば、フォローアップサイトができるそうだが、政策にどう反映させるかの具体策は書かれていなかった。
アイデアボックス閉鎖に当たって、なぜ1ヶ月で閉鎖なのか、他の政策についても恒常的に国民からアイデアを募るようにしたらどうか、と質問メールを出した。政権交代してからのお題目、予算の節約が原因かと思ったからだ。役所にしては意外と早く返事がきた。
http://www.meti.go.jp/policy/it_policy/e-meti/ideaboxinfo.pdf
ここにアイデアボックスの基本情報があるので読んでほしいという返事だった。国民にここまで開示するようになったのか、と驚いたり感心したり、した。以前からこうして情報開示していれば、事業仕分けで予算削減の憂き目を見なくても済んだはずなのに、と思ったりした。
それでもこれくらいの予算ならアイデアボックスをもっと長く開設しても良かったのではないか。寄せられるアイデアが時間経過とともに先細りになるのは間違いないが、閉鎖されるからいまのうちにアイデアがあれば投稿してほしい、といわれると、逆になぜだといいたくなる。
事業仕分けもいいが、日常的に広く国民の意見アイデアを集める機能が政府のどこかにあってもいい。
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