日本にハロウィーンという外国のお祭りが定着したのはいつごろからだろうか。5年前から大学で講義をするようになったが、そのころすでに大学生がハロウィーンパーティーを開いていた。
わが家に仮装した子どもたちがやってきたのもそのころだった。お菓子をあげるのがしきたりだとは知らず、子どもたちをがっかりさせた。その後子どもの訪問はない。純粋日本人である私はハロウィーンとはどんな行事なのか、いつ催されるのかも知らない。夜、突然子どもたちの訪問を受けびっくりした。ちびっ子ギャングみたいな仮装をしていたらなおさらだ。
昨日夕方、散歩に出たら十数人の子どもたちが仮装して集まっていた。訪問を受けるかな、と心配したが今年も子どもの襲来はなかった。
ケーキ屋の前にお嬢さんが立っていて、小さなパンプキンケーキを配っていた。もちろん子どもたち向けだったのだが、余ったケーキをもらっって帰った。その時お嬢さんが「trick and ・・・」とかいってください、といわれたが、何を意味しているのか、聞きそびれた。
何年か前最初に近所で仮装した子どもを見かけた時、半分は外国人の子どもだった。昨日はほとんどが日本人の子どもだった。それにしても少子化時代、どこからこんなに子どもが湧いてきたのか。若い世代が都心回帰してきたのか。
それにしても外国のお祭りを真似るのが好きな民族だと思う。しかも欧米志向が強い。伝統的行事を除いて中国や韓国のお祭りをまねている話は聞かない。昔ながらの神社のお祭りは子どもの集まりが悪いと聞く。
来年はお菓子を用意しておかねばならないだろうか。私には意味の分からぬお祭りだが、子どもたちをがっかりさせるわけにはいくまい。
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