就活エントリーシートとは分かりやすくいえば、入社試験の受験申込書だ。この時期、就活学生からこの申込書の添削を頼まれる。その中に自己PRというのがある。学生時代何をやってきたか、自分にはどんな能力があるのか、などを書き込むのだ。この蘭に出会うたびに自己PRがうまい学生を企業はホントに採用したいのだろうかと思う。私が採用する側だったら、PRばかりうまくて何もできない新入社員など絶対にいらない。
そもそも日本人は古来、奥ゆかしさ、謙譲の美徳を大事にしてきた。謙遜こそすれ、自己PRなどは、はしたないことだと思っている。ところが、就活になって突然自己PRを書けと求められる。書かされる学生も迷惑だろうが、添削を頼まれる方も戸惑う。
身内や部下を紹介する場合、不肖の息子ですが、まだ若輩ものですが、と謙遜して紹介するのが日本の文化である。その人物がどれだけの実力を持っているかどうかは、紹介された側の判断にゆだねられる。こいつはよくできるから、などと推薦する場合もあるが、あくまで非公式に伝えられる。自分から売り込んでくるなどもってのほか。それが日本の伝統だった。
私の学生時代、自己PRを書かせる企業などなかった。いつから書かせるようになったのかは知らないが、自己PRを書かせる効用や理由がどこにあるのか理解できない。企業がプレゼンテーション能力のある若者を求めるのは分かる。だが、自分を売り込む能力を若者に求めているのだろうか。
たぶん米国式の経営術の真似なのだろうが、米国人でもあからさまな自己PRで売り込もうとするヤツは鼻持ちならない。さりげなく、ユーモアに富み、かつ事実に基づいた自己PRの方がすがすがしいし、そういうタイプの人が好まれるはずだ。
私も日本人だから自己PRの添削など苦手だ。なるべく売り込みすぎないように、控えめに手直しするようにしている。それで学生の役に立っているのだろうか。ふと不安になる。企業には就活学生に自己PRなど求めず、学生の資質を自分の目で確かめてもらいたい。
そもそも日本人は古来、奥ゆかしさ、謙譲の美徳を大事にしてきた。謙遜こそすれ、自己PRなどは、はしたないことだと思っている。ところが、就活になって突然自己PRを書けと求められる。書かされる学生も迷惑だろうが、添削を頼まれる方も戸惑う。
身内や部下を紹介する場合、不肖の息子ですが、まだ若輩ものですが、と謙遜して紹介するのが日本の文化である。その人物がどれだけの実力を持っているかどうかは、紹介された側の判断にゆだねられる。こいつはよくできるから、などと推薦する場合もあるが、あくまで非公式に伝えられる。自分から売り込んでくるなどもってのほか。それが日本の伝統だった。
私の学生時代、自己PRを書かせる企業などなかった。いつから書かせるようになったのかは知らないが、自己PRを書かせる効用や理由がどこにあるのか理解できない。企業がプレゼンテーション能力のある若者を求めるのは分かる。だが、自分を売り込む能力を若者に求めているのだろうか。
たぶん米国式の経営術の真似なのだろうが、米国人でもあからさまな自己PRで売り込もうとするヤツは鼻持ちならない。さりげなく、ユーモアに富み、かつ事実に基づいた自己PRの方がすがすがしいし、そういうタイプの人が好まれるはずだ。
私も日本人だから自己PRの添削など苦手だ。なるべく売り込みすぎないように、控えめに手直しするようにしている。それで学生の役に立っているのだろうか。ふと不安になる。企業には就活学生に自己PRなど求めず、学生の資質を自分の目で確かめてもらいたい。
いつも楽しく観ております。
また遊びにきます。
ありがとうございます。
投稿情報: 自己pr 履歴書 | 2010年8 月 6日 (金曜日) 18:44