光ケーブルで地デジ対策はできたが、ひとつだけ問題が残った。屋上のアンテナから各部屋に配線されているテレビ用フィーダー線の分配器が見つからなくて、せっかく光で地デジが見られるようになったものの、光終端装置からケーブルをテレビまで床を這わせるしかなかった。
分配器が見つからないと屋根裏や壁の裏を走っているフィーダー線が利用できないのだそうだ。家捜ししてもその分配器が見つからない。「どこかに埋め込んであるのかもしれません。戸建ての家は、見つからない例が多いんです」。工事にきた人がいっていた。
家を建てた時、まさか地デジ対策のために家中のフィーダー線の配線図が必要になるとは思ってもいなかった。分配器を探すとなると壁と天井を壊さないといけない。わが家を建てた工務店に問い合わせるにしても、とっくに倒産、配線図を確かめる術はなかった。結局直径8ミリくらいの太いケーブルを何メートルも床に引いた。無線LANでインターネット用ケーブルを追放したのに、またケーブルが這い回る事態になった。
同じように電話線も屋内の天井、壁の裏を通っている。光電話は既存の電話の屋内配線を利用しているのに、テレビのフィーダー線は既存の配線が利用できない。なぜだ、といいたいところだが、いずれ技術が開発されるだろうか。
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