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登録年月 07/2004

« 原爆と原発 | メイン | わが家の7月の節電率なんと21% »

2011年7 月29日 (金曜日)

コメント

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杉山弘一

 はじめまして、趣旨は解りますが、老人なら大丈夫(裏を返せば子供は危険)と決めつけるのは疑問があります。
 例えば、肉類の暫定規制値の決め方を見ても、成人の方が子供よりもずっと厳しく(少なく)なっています。これは、食べる量と排出速度の関係しているからです。キログラムあたりのベクレルで表示する限り、乳製品以外は大人の方が厳しいのです。
 ただし、被曝量(シーベルト)が同じならば子供の方が影響が厳しいでしょう。
 子供を守ろう一辺倒の人達には、「子供は危険」だけではなく、こういった事情も含めて説明していく必要を感じます。

electron_P

 低線量被曝、ことに内部被曝の影響に関しては、専門家のあいだでも見解が異なります。原さんがリニア仮説を採るのは、それはそれで、立派な見識と考えます。けれど、私は「閾値がある」という考え方を支持します。少なくとも自然放射線量までは、人類はかなりな過去から被曝してきたわけで、これはゼロではない、はずです。それでも人類は存続してきた。「DNAの叫び」は、たとえば、日本人のほとんどのひとがヘビ(蛇)を嫌悪する、といったことと同列の「民族の伝承文化」とでもいうものと比較できはしないでしょうか。DNAを、ことさらに出すことは、かえって問題を曖昧化するように、私には思えます。生命体の生死を司るのは、たしかにDNAですが、DNAは単独では「物質」でしかなく、蛋白質に満ちた細胞内で初めて「生命体の根源」となりうるものです。

junhara

electron Pさん
コメントありがとうございます。
低線量被曝の影響について科学的医学的結論が出ていないことはご承知だと思います。低線量でもリニアに影響があると考えることにする。この理論をどれだけの人が知っているのかといわれれば、答えはノーです。しかし、低線量でも不安だと感じる多くの人々の感覚は間違ってはいないと思います。リニア仮説に沿っているのです。私はそれを文学的表現ですが、DNAの叫びだと呼んでいます。人間が老化し、死んでいくのもDNAのなせる業です。

electron_P

 老人だから汚染肉の影響は少ない、と考えられるのは、放射性物質について、多少の知識があるからです。知識のない老人は、あるいは、若者でも、「放射能、恐怖!」の感情しかなく、このため「どんな低線量の被曝でも、生涯でのガンの発症率を押し上げる」ととらえています。自然放射線の存在やその被曝線量など、頭から信じていません。こうしたひとたちを、どう納得させるか、はたまた、放置せざるをえないのか、一刀両断の妙案はないように思います。

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