USBとは universal serial bus の略である。多くの周辺機器がUSBで接続されるようになった。昔のスカジやらなんとやら、たくさんあった接続ケーブルがこれでまとまった。だからユニバーサルという名称がついたのだろう。
だが、最近はUSBの標準がめちゃくちゃ多くなった。ケータイやスマホとPCを接続したり、テレビと接続したりするときは専用のミニUSBがいる。先日はスマホとPCを接続するためミニUSBケーブルを近所の電器屋で買った。1000円くらいした。
わが家のテレビは無線LANで光ルーターにつながっている。時々録画するが、無線LANチューナーにUSB接続でPC用のハードディスクをつないで録画している。これだと録画機がいらない。
ところがテレビ本体ディスプレー部にもミニUSBの端子がある。ここにUSBをつなげばPCの写真や映像が見られるはずだ。電気量販店に行って、こういうUSB変換ケーブルはあるか、と質問してみた。店員は一生懸命検索してくれたが、在庫がない。取り寄せになるが、数百円の部品のためまた交通費を払って来店するのもばかばかしい。直接メーカーに問い合わせてみることにした。
メーカーのネット通販サイトで探したが見つからない。問い合わせメールを出した。返事はこうだった。別売品は扱っておりません。
ネットで検索してみた。標準がたくさんあって、どれがわが家のテレビの端子に合うのか、よく分からない。そういう問題は以前から消費者の間で問題になっていたのか、USB製品一覧を作っているサイトがあった。あるはあるは。数百種類のUSB部品があるではないか。
これではユニバーサルじゃあない。各業界が独自にUSB標準を決めているのか。どれがわが家のテレビに適合するのか結局見つけられなかった。
ユニバーサルとは一般的とか普遍的という意味だ。これだけ多くの接続方式があれば普遍的とはいえない。日本の業界独自の方式なのかは知らない。日本のUSB部品もガラパゴス化しているのだろうか。日本独自のきめ細かさだという人もいるかもしれないが、だとすれば、日本メーカーが国際競争力を失うのは当然である。
ちなみにわが家のテレビはシャープのアクオスである。
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