junhara's blog

身辺整理

終活という言葉がはやりである。私なりにいえば人生の身辺整理ということになる。
１年ほど前、エンディングノートというものを買った。私が死んだとき、遺されたものが困らないように情報を書き残しておくためのノートだ。だが、家族に読まれる恐れがあるので、まだ記入していない。ＰＣにも同じようなソフトを入れた。こちらはパスワードがかかる。それにもほんの少ししか記入していない。
どこにどんな銀行口座があるのか。どんな種類の保険に加入しているのか。整理すると案外めんどくさい。
休眠口座をひとつだけ解約した。それでも３回くらい銀行に足を運んだ。今日はほとんど使わなくなったクレジットカードを解約した。そのカードで料金を払っていたのが、このブログサービスである。前日、もう一つのカードに課金を変更する手続きをウエブから取ったが、カード情報が確認できないというメッセージが出るだけで、カードが変更できたのかどうか、分からない。クレジットカードの解約は電話で言われた番号などを入力したらあっさりできた。だからブログの方はほっておくことにした。このブログも自分が死んだらどうするのか、決めていない。
プロバイダーも一つ解約した。あとはネット上のサービスだ。いつのまにか、アマゾンの音楽、映像見放題、聞き放題のサービスに加入していた。文句をいったら月割で返却してくれるらしい。
保険も銀行もネットサービスも加入する時は簡単だが、解約する時はとにかくめんどくさい。
まだ整理すべきことはたくさん残っている。ボケる前にやっておかないと、遺された方が迷惑だ。

中国はひとつ、なんてウソ

台湾総統選挙で野党の蔡英文さんが圧勝した。勝利したものの中国との関係に配慮して、独立色を打ち出さなかった。
戦後いつからか中国はひとつだという観念が世界に広まった。日中国交回復した時も日本政府は中国に配慮して台湾との外交関係を断ち、経済文化面に限定した。中国共産党のプロパガンダが成功したのだと思う。
歴史的に中国はホントにひとつだったのか。中国を初めて統一したのは秦の始皇帝だが、統一前は、楚、燕、斉、韓、魏、趙などという国に分裂していた。
その後も統一されていた時代は案外少ない。他民族に征服されていた時代、元や清の時代もある。まして満州、台湾は統一中国に組み込まれていた時代は極めて短い。
チベットやウイグルも歴史的、文化的、民族的に中国の一部だといえるのか。ウイグル、チベットには、いまでも中国に反発する動きがある。
英国から中国に返還された香港。一国二制度などというまやかしの約束で返還されたが、いつのまにか中国の枠組みに取り込まれた。
中国の外交がうまいからだろうが、台湾が中国を警戒するにはわけがある。
英国でもスコットランドの独立をめぐって国民投票があった。かろうじて統一派が勝ったが、いまだに独立の動きはくすぶっている。
台湾と中国はついこの間まで海峡をはさんで砲弾を撃ち合っていた。１９６０年代半ば、私が台湾旅行をした時も砲撃しあっていた。
当時から世代交代は進んでいるから、国共内戦の記憶は薄れているだろうが、中国はひとつなどというプロパガンダを信じる台湾人は少ない。
学生時代、台湾独立運動の指導者の一人で日本に亡命していた人がいた。もう亡くなっているだろうが、その子供や孫たちはいまどう考えているだろうか。
他民族国家をまとめる力は何だろうか。武力？経済力？文化力？周辺異民族がいま中国から離れない理由は経済力によるのだろう。中国にくっついていれば経済的に豊かになれる。だが、その肝心の中国経済にいま不安がある。

来月手術します

前立腺がんの手術のため来月入院します。
年末から年始にかけての様々な検査の結果が、今日医師から告げられました。やはりガンでした。骨への転移はないものの、切除手術を受けることにしました。私の前立腺ガンはとても特殊で、悪玉なのか善玉なのかが分からないのが特徴だそうです。
治療法としては放射線照射という方法もあるのですが、年月を経て再発したりすると開腹手術がしにくくなる、とか、放射線の副作用が結構あるらしく、医師の勧めるまま開腹手術を選びました。
開腹手術の副作用として最大のものは勃起しなくなることだそうです。勃起しなくなったら生きている意味がないから、手術は受けないと豪語する患者さんもいるそうです。
大腸がん手術の時から勃起不全になっていたので、この副作用は問題ありません、と答えておきました。
入院期間は１０日前後で、大腸がんの時と同じくらいです。