米軍によるイラク人虐待の報復として、米国人がイラクで虐殺された。その映像がインターネットで流れた。だれでも見ることができるが、見ることをお薦めしない。仕事柄見たが、まるで羊の首でも切り落とすように平然と手際よく、泣き叫ぶ米国人の首を切り、最後には毛髪をつかんで、切り落とした首を差し出す光景は、あまりにも残虐で、人間不信に陥りかねない。
映像を見てから10数時間近くたつのにいまだに胸の重苦しさが消えない。どう論評していいのか、言葉が出ない。目には目を、歯には歯を。イスラムの教えに従えば、このような仕業は当然だと思っているのだろうか。人間性を失わせるほどの恨みがあるのか、殺しのプロか。
ベトナム戦争末期、路上で警察署長?がベトコン容疑者の頭をピストルで撃ち抜くシーンを見たことがあるが、それ以来の衝撃的映像である。戦場ではもっと残酷なシーンがある、という人もいる。ベトナム戦争はあの映像が流された以後、サイゴン政権の崩壊が早まった。今回の映像も何か大きな転換点を指し示しているのかもしれない。
戦争が始まれば変貌するんだよ。皆だってそうだよ。
その手段以外ないんだよ。愛する者が理不尽に殺される。その時点で理性は失われる。殺人スイッチが入ってしまうんだよ。
生か死かという状況になれば、男の本能で残酷なことも平気でできるんだよ。人は食べる為に動物を平気で殺すだろ?生きる為だからそれと一緒だよ。自分の種と自分の血を守る為の本能
なんだよ。悲しいけど人間てこんなもんだよ。
いつの世も起きてしまう事だから、直視して根底にあるものに気付かなくちゃいけない。殺害を見て他人事と思ってちゃいけないよ。次世代が残虐に殺されてしまわないように又殺してしまわないように自分達が出来ることを口先だけじゃなく一生懸命やらなきゃだめだと思うよ。この映像を見た者の義務だよ。
投稿情報: km | 2006年10 月26日 (木曜日) 16:50