わが家にはNTTのBフレッツという光サービスがきている。電話基本料値下げのニュースに、わが家はいくら値下げの恩恵があるのか、あらためてNTTの請求書を点検してみた。点検してみてびっくりしたことがある。
内訳書を見てみると、Bフレッツ利用料4500円、終端装置使用料900円のほかに、屋内配線使用料200円というのが入っていた。この屋内配線って何だ。
光ファイバーは屋外の電柱からわが家の壁を突き抜けて、壁にはりついている終端装置につながっている。終端装置まではNTTの設備であることは間違いない。そこからLANケーブルでルーターにつながり、ルーターからは無線LANでパソコンにつながっているのだが、ルーターもケーブルもすべて自分の設備である。NTTから借りている屋内配線はどこにもない。1センチたりとて見つからない。それでも毎月200円取られている。
電話にも屋内配線使用料というのがある。屋根裏や床下をはって電話機までつながっている配線の使用料のことだ。屋内配線はネズミにでもかじられない限り、めったに故障などしないが、NTTはその使用料をとっている。買い取ってしまえば使用料は発生しないのだろうが、みな文句もいわず、買い取りもせず、黙って払っている。
電話の屋内配線使用料は故障した時の保険みたいなものだから、まだ理解できるとしても、Bフレッツの屋内配線使用料はどう考えても納得できない。
NTTは電話基本料値下げと同時に、悪評高かったプッシュ回線の付加使用料を廃止することにした。これもほんとに値下げになるのかどうか分からないところがある。NTTの電話料金請求書にはおかしいぞ、と思う点がいくつもある。つづく。
NTT東日本に聞くと、他事業者との接続点として、小さな箱みたいなものが外壁にありませんか、という。そこから終端装置までが屋内配線使用料になっているのではないか、というのである。
屋外に出て確かめてみた。やはりそんなものはなかった。光ファイバーは電柱から壁に穴をあけて宅内に引き込まれている。NTTの解説はわが家には当てはまらない。
NTT東にはちゃんと確かめてくれるよう頼んでおいたが、仮にNTTがいうことが正しいとしても納得できないところがある。他事業者との接続点の小さな箱から終端装置までが屋内配線使用料だとしも、他事業者との接続のための費用をなぜNTTの顧客が払わねばならないのだろうか。わが家がヤフーBB光やTEPCO光に切り替えるとしたら、ファイバーを引っこ抜いて、終端装置を撤去して、競争事業者の設備をいれるしかない。その工事費はいまなら無料でやってくれるに違いない。仮に接続点があったとしても、接続点で競争事業者の光ファイバーと接続し、NTTの屋内配線を通って、競争事業者が新たに提供する終端装置につなぐことになる。その場合でも数センチ分の屋内配線使用料をNTTは取るのだろうか。
マンションタイプの場合はマンション内の配線が必要になるから、ある程度使用料が発生してもおかしくない。しかし、戸建て住宅向けBフレッツはただでさえマンションタイプより高い料金をとっている。その上、合理的根拠もない配線使用料200円をとっているのである。利用者のみなさん、もう一度NTTの料金請求書を確かめてみてください。
全く同感です。我が家も今回光フレッツにしましたが、屋内は1mぐらいで回線終端装置となりそこからはLAN ケーブルでPCに接続されているのでほんの1mの使用料が200円/月とは納得できないと強烈にNTTに申し入れましたが、回答は屋内使用料とは言い方は適切でなく誤解招いていますが街路電柱の接続函から終端装置までのケーブルの使用料との返事でした。それがレンタルならば工事費はNTT自身の負担のはずでいまだに納得できないのが明確に屋内使用料の意味を公表するよう申し入れました。
投稿情報: とくさん | 2010年12 月14日 (火曜日) 23:26
屋内配線を買い取ることが可能なら、その費用と今後支払うであろう屋内配線使用料とを比較してはいかがでしょうか?
投稿情報: 林 | 2008年3 月10日 (月曜日) 18:47
この上なく同意できます。
私も光ファイバーの屋内配線をゼロにして、
屋内配線の存在しない取付け方法にしたいと思います。
「光屋内配線使用料」という名目である以上、
光屋内配線が存在しなかったら、
請求する事は出来ないでしょうし、
仮に請求されたら明らかに不当でしょうから。
投稿情報: 光屋内配線使用料 | 2008年3 月 3日 (月曜日) 15:03
投稿情報: | 2005年5 月22日 (日曜日) 08:03