BBCのある人から誤ってメールが送られてきた。誤配はよくあることだが、そのメールの最後にこんな記述が添えられていた。
このメールおよび添付されたものは部外秘でありますが、個人的見解が含まれている場合は特に記述がない限り、BBCとは関係がありません。
もし誤ってこのメールを受信された方は、直ちに削除してください。また、コピーや公開などしないでください。そして直ちに誤配信を送信者にお知らせください。BBCはすべての送受信されたメールをモニターしております。
今後の通信はあなたがこのことに同意したとみなされます。
メールは日本語でも、断り書きは英語である。私の訳が正しいかどうか自信はない。最後の一文はよく意味が分からなかった。
送信元に聞いてみた。BBCから発信されるメールにはすべてこの断り書きがあるのか、と。答えはイエスだった。
BBCといえば英国のNHKみたいなテレビ局。すべてのメールを監視している企業があるとは聞いていたが、言論、表現の自由を守るため先頭にたって戦っているはずのあのBBCがここまでやっていることに驚いた。BBC社員の言論、表現の自由は果たして守られているのか心配になってきた。
こんな断り書きがすべてのメールに添えられていたからといって、誤配によるBBCからの情報漏洩が法的に免責されるのかどうか、仮に誤配されたメールに特ダネが含まれていて、私がそれを公表したら、私は英国から何かの罪で訴追されるのかどうか、法律の専門家に聞いてみなければ分からないが、どこか恐ろしい断り書きである。
どなたかこんな断り書きは法的に有効なのか、受信者に対して拘束力はあるのか、知っていたら教えてください。
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