5日日曜のプライムタイムにNHKが一昨年12月に放映した番組「大地の子を育てて」を再放送した。中国残留孤児の養父母が置かれた現実をドキュメンタリーにした番組である。この番組放映をきっかけに養父母支援の声がわき上がり、政府もある程度の支援に踏み切ることになった。わがblogも支援の輪を広げることに多少なりとも貢献できたのでは、と思っている。2004年12月6日の投稿と一連のコメントを読んでいただければ分かると思う。
だが、視聴者はなぜいま再放送をしたのだろうか、と疑問を抱いている。わがblogにも早速コメントが投稿された。まだ何か問題があるのだろうか、解決されていないのだろうか、という疑問である。
新聞の番組表を見た。日本賞グランプリ受賞とある。受賞記念で再放送したのだろうと理解できる。だが、日本賞は昨年10月末に決定している。受賞記念ならなぜもっと早く再放送しなかったのだろうか。日本賞のホームページには12日再放送の予定とある。なぜ1週間早く放映したのだろうか。これも疑問である。
去年春ころから、NHKは再放送が多くなった気がする。統計をとっているわけではないから、実証的ではないが、明らかに増えていることは実感できる。受信料不払いで経営危機に陥っているNHKにとって、追加制作費ゼロの再放送は経費節減の有力手段になっているのではないか、とさえ感じる。再放送といえば以前は深夜の時間帯だった。それが堂々と白昼に再放送がまかり通っている。ニュース素材も3度4度と流れている。
だが、日曜の午後9時といえば視聴率のもっとも高いプライムタイムである。この時間帯に再放送番組を流すなど前代未聞である。
視聴者が、なぜ?何かあったの?と疑問に思うのは当然である。だが番組では何の説明もなかった。
養父母への支援は確かに拡大されたが、決して十分とはいえない。中国残留孤児支援基金のホームページを見てみれば明らかである。孤児たちの訴訟もまだ続いている。政府はいまだ歴史と正面から向き合う姿勢がない。
番組放映後の事情をフォローした説明が再放送にあれば、グランプリ受賞記念にもっと華がそえられたと思うのだが。
はじめまして。。
以前、深夜にこの番組を見て、
苦しくて、苦しくて、涙が止まらなかった事を覚えています。。
そして、なんとか出来ないものかと。。
けれども私自身体調が悪く、そのままでいました。。
当時、正直こんなひどい問題をほうっておく、日本政府への批判的な気持ち、苛立ちが沸きましたが、
政治家と言えど知らないことはあるわけで。。
(それは、私個人的には、他のある問題でも感じます。。)
まずはこういったマスコミが声を上げ、
そして個人個人でもこのようなブログで声を上げ、
知名度を上げることがだいじなんでしょうね。。
私も体調によってでしょうが、
自分のHPに機会があれば書いてみたりしたいです。
だけど、直接的には私に何ができるんだろう?
まずはお金なんでしょうが。。
事情があり、私はただの親のすねかじりであり、
冬には暖房に当たっています。。
恵まれています。。恥ずかしいほど。。
そして、力があまりにもありません。。
でも、とりあえずは、何か援助を仲介してくれる団体があるか、
NHKに直接聞いてみる事なんでしょうね。。
募金当などは、
行き先が分からないので、しっかりとした団体でないと。。ですよね。。
こちらでもNHKに直接問い合わせた方がいるようですね。。
私も体調がよくなったら、
直接NHKに問い合わせてみたいです。。
投稿情報: ナタリア | 2008年12 月26日 (金曜日) 00:34
奥村さん
コメントありがとうございました。
投稿記事にもありますように、2004年12月6日の投稿「恩義ある中国の養父母に」と一連のコメントをご覧ください。みなさん奥村さんと同じように感じ、行動しています。
古い投稿を検索するには、まずblog内のアーカイブボタンをクリックし、2004年12月をクリックしてください。簡単に探せます。
ご参考になれば幸いです。
投稿情報: junhara | 2006年2 月 9日 (木曜日) 19:35
貯金が出来ないながらも、普通のの生活をしている自分の豊かさが、申し訳ない気がします。胸が痛みましたし、中国の養父母の方に頭が下がります。何か出来る事はないのでしょうか。
投稿情報: 奥村文子 | 2006年2 月 9日 (木曜日) 15:57
はじめまして。
昨夜再々放送(?)を見ました。
勝手にリンク張らせてもらいました。(ごめんなさいね)
知らないことを恥じましたし 知ったことを無駄にしないように 誓いました。
投稿情報: みっちゃん | 2006年2 月 8日 (水曜日) 10:37