スーパーで買い物をする時、自前の買い物袋を持参することが奨励されている。店から渡されるレジ袋を追放することが地球温暖化防止に役立つのだそうだ。自前の買い物袋を用意しないとレジ袋代が徴収されるスーパーもあるらしい。
でも、ちょっと待って。レジ袋は大変便利なものだということを忘れてはいませんか。買い物袋としての使いやすさはいうに及ばず、家庭ではゴミ袋として重宝な存在である。生ゴミを入れる。ちょっとしたものを分けておく時とても便利である。持ち帰ったレジ袋をそのまま捨てるなどもったいない。一袋たりとて無駄にしたことはない。
その便利なレジ袋を追放しろ、という人たちはどういう生活をしているのだろうか。生ゴミのディスポーザーを台所に備えていればいい。生ゴミを発酵させ、堆肥をつくる装備を庭に置ける余裕があればいい。そんな裕福な家庭ならレジ袋を追放できる。庶民にはそんな余裕はない。
スーパーでお酒などビン容器の買い物をすると、ウレタンフォームのクッション材を巻いてくれる。ビンが割れないようにする配慮だ。私はいつもレジでその包装を断っている。持ち帰っても再利用する場面がないからだ。ビンが割れないようにという配慮はありがたいが、不注意で割れたらそれこそ自己責任である。レジ袋追放よりこっちを追放した方が環境にはやさしいのではないか。
買い物していつも感じるのは、余計な包装である。野菜も肉も魚もトレイつきのパックで販売されている。買い物から帰って捨てるのはこちらのプラスチック容器の方がはるかに多い。
レジ袋を追放しろという人たちは過剰包装を追放しろとなぜいわないのか不思議でならない。今日、レジの近くで買い物袋を販売しているコーナーを見つけた。それで分かった。レジ袋追放はスーパーのコスト削減と売り上げ増の陰謀だったのか。
本当は厄介な廃棄物だからでは。心ない人が外にポイ捨てしてあるのをみかけます。海まで行って問題あるのでは。しかも、なかなか分解されない。
投稿情報: バッドウイルス | 2007年10 月20日 (土曜日) 22:32
佃さん
うちも古い車です。10年以上乗ってます。どこも悪くないので、20年は乗り続けるつもりです。
確かに税金があがりました。国内の新車の売れ行きが悪いので、買い換えを促す自動車業界の陰謀のような気がします。
ならもっと今の車に乗ってやる。ひねくれものの反逆です。
投稿情報: junhara | 2007年10 月20日 (土曜日) 01:53
本題とあまり関係がないようなのですが、思いつきで書き込みをします。
わが家では新車から14年の乗用車を使っています。直射日光が当たらない駐車場のせいと、修理と点検を怠っていないのでピカピカでどこにも支障がありません。ところが「環境負荷が高い」という理由で、自動車税が上がりました。
じゃ、「環境負荷が低い」=自動車税が安い=新車に買い換えたら、どういうことになるかというと、結局は新車1台を製造するのに要する環境負荷を増やすことになってしまう。ちゃんと車検で排ガス規制をクリアしているんだから、年式が古いから環境負荷が高いという言い分はどんなものか、と思っています。
それと同じように、レジ袋を追放する代わりに発生する新しい環境負荷ということあるんじゃないか。そういうことをちゃんと説明しない(できない)まま、0か1かの選択を迫るのは、おかしいんじゃないか、と思っています。
投稿情報: 佃 均 | 2007年10 月17日 (水曜日) 00:00
バイオ燃料に関しては、私もはなはだ疑問に感じています。
エコに対する試みは、まず第一は、極力無駄なものをなくすことだと思います。何かをやって、何かに影響が出るような取組みは、優先順位は低いと思います。
これからも、時々寄らせていただきます。よろしくお願いします。
投稿情報: yutakarlson | 2007年10 月15日 (月曜日) 10:00
s-1さん
yutakarlsonさん
コメントありがとうございます。
この記事を書いたら、レジ袋追放派から批判が来るのでは、と思っていたのですが、賛同のご意見ありがとうございます。
レジ袋の原料が何であるか、その原料を減らすと原油消費がどれくらい減るのか、は知りません。でもそこまで考えてレジ袋追放運動をやってほしいですね。
IPCCとゴアがノーベル平和賞を受賞しましたが、危機感を煽るばかりで、どうすれば効果的に削減できるのか提案してないですよね。
バイオエタノールなんて弱者にしわ寄せするだけの対策ですよね。最近の食料品の値上げは原油値上げとバイオエタノール増産の影響です。食べるものがなくなって何の地球環境なのでしょう。
はっきりいうと、先進国の生活水準を切り下げるしかないのに、そんなことをいったら、袋たたきに会うから、だれもいわないのではないでしょうか。
投稿情報: junhara | 2007年10 月15日 (月曜日) 03:13
はじめまして。ピザテンフォーのyutakarlsonです。レジ袋は、石油を精製する過程ででる余剰物を使って使われているものだそうで、実はさほど資源の無駄遣いにはなっていないそうです。オカラは豆腐を作る過程でできる余剰物ですが、オカラをいくら減らしても原材料の大豆を減らすことはできません。これと同じ理由でレジ袋も実はさほど資源の無駄遣いではないそうです。細木数子さんも、レジ袋の再利用を訴えてらっしゃいました。
おっしゃるとおり過剰包装はやめるべきですね。企業レベルでも過剰包装やめり取組みをしているところでてきました。セブンイレブンでも11月から過剰包装一部とりやめます。一見簡単そうにみえますが、セブンイレブン全店で取組むとなると、初期投資も相当なものだと思います。
ピザテンフォーでも似たような試みに挑戦しています。私たちは、紙のピザボックスそのものを、なくす運動を展開中です。ピザテンフォー全店でこれを実施すると年間500トン以上ものco2削減になります。また、全店にジェットタオルを設置して紙タオルを使わないようにしています。詳しくは、私のブログをご覧になってください。
投稿情報: yutakarlson | 2007年10 月14日 (日曜日) 15:24
確かにレジ袋は便利で再利用できるので、利用価値は高いですよね。なので重要なのは、「無駄」なレジ袋の使用を減らすことなのでしょう。ここでいう「無駄」とは、レジ袋を使用しなくてもよい品数や重さにもかかわらず、レジ袋を使用すること。そのためには、店側と客側両方にレジ袋削減への意識の徹底が求められるのでしょうね。原さんがビンの包装を断っているように、国民みんながこのくらい地球環境に対する意識を高められたら良いのですが…。笑
投稿情報: S・I | 2007年10 月10日 (水曜日) 23:15