四川省大地震。死者は5万人を超えるらしい。どこまで被害が広がるのだろうか。被災した人たちは近年の高度成長から取り残された人々だから余計気の毒だ。
先に来日した中国国家主席が上野動物園で死んだパンダの跡継ぎに、新しいパンダをレンタルする方針を表明した。このことに石原都知事が、パンダごときに税金を使うことはできないと表明したとか。新銀行東京のために400億円もの税金をつぎ込んだ知事の言葉とは思えない。大地震に揺らいでいる国の善意に対して、冷たすぎる。
パンダの生息地を襲った豪雨と今回の地震でどれくらいのパンダが死んだのかは分からない。ただでさえ絶滅寸前のパンダ。災害は弱いものに、より大きな被害をもたらす。自然災害とはいえ神の仕業とは思えぬ冷たさである。
日本の救援隊が被災地に入った。人命救助に活躍することを期待する。だが、もっと早く受け入れてもらえたら・・・との思いがある。
ビルマの台風被害でも軍事政権がいまだ一部の友好国をのぞく外国の救援を断っている。メンツを大事にする中国も受け入れたのに、ビルマは何を考えているのか。ビルマの竪琴に出てくるあの国の人々の優しさを思うと、やるせない。
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