福島原発事故の対応が後手後手に回っていると批判されているが、事故の全体像もいまだに分からない。1-3号機の炉内にある核燃料は何トンなのか、そのうち最悪の場合、環境に放出される放射性物質は何キュリーなのか。東電は把握していないのだろうか。
トレンチに漏れた水の放射能がいくらかなど、ある意味ではもうどうでもいい。最悪の事態を避けるにはどうするかが問題だ。
政府は放射性物質の環境への放出を防ぐため、原発を巨大なテントで囲う方策を検討している、と今朝の新聞は伝えている。大前研一さんが主張していた東京ドーム方式である。テントメーカーはもう準備にかかっていると大前さんは話していた。コンクリートで全体を固めてしまう石棺方式よりどこが優れているのだろうか。
漏れた汚染水は港にタンカーを横付けし、そこに注入する案が検討されている。これも今後注入する水量、漏れてくる水量がどれくらいになるか、との関係で決まるはずだ。
原子炉をあと何ヶ月冷却し続けねばならないのか。その間どれだけの量が炉から漏れ出すのか、防護対策はそれらの関数になるはずだ。環境への放射能放出が世間の批判を恐れるあまり、緊急に必要だった炉内の蒸気抜きが遅れたとか、海水の注入が遅れたとか、眼の前の対策しかとらなかったから、その後の対策がより難しくなったとされる。政府も東電も事故の全体像をまだ把握していないのだろうか。
東電勝俣会長の記者会見でも事故の全体像については触れられなかった。
こんばんは。
なぜコンクリートではなくテントなのか。理解に苦しみます。
テントであれば簡単に撤去ができる、取りあえず全国の測定ポイントでの放射線量を抑えられ騒がれずに済むなどの安易な発想から出てきたとしか考えられません。
対処療法で時間稼ぎをして再びあの福島の地で原発稼働の野望を抱いているのか。
この期に及んで原発利権にしがみつく連中の神経が理解不能です。
そんなに原発にしがみつきたいなら大電力を消費する東京ドームの横に原発を建設したらどうか。
トラブルが起きても自衛隊、警視庁、東京消防庁もすぐに駆けつけてくれる。
津波も後楽園までは来やしない。
原さんから政府にご提案頂けないでしょうか。
投稿情報: プルぷるん♪ | 2011年3 月30日 (水曜日) 22:18