今日の夕刊、朝日は圧力容器が破損していると報じ、日経も格納容器からの高濃度放射能漏えいを報じた。日経の記事中にも圧力容器の破損を示唆する部分がある。2号機の燃料棒は大きく破損、圧力容器の底に燃料ペレットが落ちているようだ。
これまで圧力容器が破損することはないから、環境に炉内の核分裂生成物が放出されることはないといわれていた。だが多くの素人がチャイナシンドロームを心配した。同名の映画のように燃料がどろどろになって圧力容器を溶かし地面に達しているとは思えないが、炉内の死の灰が環境にモロにさらされている。いま流れているニュースでは、原子炉建屋の外にある溝(トレンチ)から高濃度に汚染された水が見つかっている。
燃料被覆管もダメ、圧力容器もだめ、格納容器もダメとなれば、あとは何が放射能を防いでくれるのか。石棺しかない。素人はそう考える。チェルノブイリの石棺建設経験者の智恵を借りるしかない。
それにしてもなぜ環境の放射能レベルが下がっているのか。不思議である。いまだに原子力安全委員会のニュースリリースはない。いよいよ最後の始まりだとすれば、政府のいうことよりメディアの報道の方が早いし信頼できる。
空間中の線量はそれほど問題ないと考えますが、食品の規制値は2000ベクレルのため、政府が土壌汚染を無視し、できた食品を食べ続けると、もしかすると、健康を害するかと思います。
原発は、再臨界し水蒸気爆発した場合が最悪のストーリーですが、そうしたら関東全域が終わりです。しかし水+ホウ酸の注入はしているため、今後はまずないと考えられます。
投稿情報: TOURISUGARI | 2011年4 月 1日 (金曜日) 00:49
そろそろ最悪のシミュレーションをする段階にはいったのではないかと思います。1-6号炉、及び使用済燃料が爆発したとき、どのような範囲でどのような被害が想定されるか ? 圧力容器の爆発よりも、このまま放射線を長年たれ流しにする方が国家として最悪になるのかも知れませんが。。。
投稿情報: SAYONARA | 2011年3 月30日 (水曜日) 12:21
冷却が奏功しているとは思えません。炉心はまだかなりの崩壊熱を出しているはずです。水で冷却すればするほど汚染された水が外に出てくると考えられます。専門家ではありませんが、専門家がきちんと早く公表しないので、頭にきています。
投稿情報: junhara | 2011年3 月29日 (火曜日) 00:55
冷却が奏効して煙や水蒸気とともに噴出される放射性物質が減少し、かわりに水とともに原子炉周辺に流れ出てるのではないでしょうか?
投稿情報: 河村浩一 | 2011年3 月28日 (月曜日) 23:21