「レベル6で済むのか」3月25日、「限りなくチェルノブイリに近づく福島」4月3日
いずれも素人の私がBLOGで書いた記事である。
案の定、福島の事故評価はチェルノブイリと同じレベル7に引き上げられた。「素人の予測が次々と当たる不気味さ」3月28日の通りになった。
私は決して悲観論には立たないが、事故の対応策は悲観論に立たないと有効迅速な対応ができない。事故対策が、新たな事態に即応できないでいるのは、こうした考え方に立っていないからではないか、と疑っている。
福島から放出された放射性物質は、数日前の朝日新聞の推定では、放出量はチェルノブイリの1割弱。今日の原子力安全委員会の推定は10の16乗から17乗ベクレル。チェルノブイリの1割前後だという。推定放出量はオーダーとしてほぼ同じだ。
原子炉冷却のための注水は今後も続く。強い放射線を持つ水漏れは終わらない。炉内の放射性物質は漏水とともに環境に出てくる。復水器に戻すのも限界がある。当分の間、放出が止まるとは思えない。今後の放出量予測こそ推定すべきなのではないか。(レベル7発表直後の記事に誤りがありました。削除して掲載しなおしました。安全委員会の推定と朝日の推定に1万倍も違いがあると書きましたが、朝日の表記が万テラベクレルというヘンな表記だったため誤解しました)
takkoさん
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投稿情報: junhara | 2011年4 月14日 (木曜日) 13:00
累計の放射性物質発散量がレベル7(深刻な事態)に達したということですが、チェルノブイリとは深刻さも人体への影響も違います。これはロシアの原子力機関も含め、世界の原子力専門家も認めています。レベル7の範囲が広すぎるだけのこと。変にチェルノブイリと同レベルなどの表現をすると、知識のない一般人は誤解すると思いますが。自身のイデオロギー(原発反対)から、この期に乗じて世間の不安を煽るの人間は、もはやジャーナリストとは言えず、ただの扇動者ではないでしょうか。
投稿情報: takko | 2011年4 月14日 (木曜日) 12:33