経産省の節電サイトに登録すると、東電が毎月の節電率を計算して連絡してくれる。今日7月分の通知がきた。節電率はなんと21%だった。15%節電目標を軽くクリアした。
特に節電に努力したわけではない。冷蔵庫の温度設定を中にし、ガス給湯器の待機電力を夜間切るくらいしかしていない。たぶん最も節電に効果があったのはエアコンの買い替えだろう。15年使って冷房が効かなくなったエアコンを昨年買い換えた。暑い夏に買い換えたかったが在庫がなく、10月になってようやく設置できた。つまり去年の夏は気まぐれにしか働かないエアコンをせっせと無駄に電気を使って動かしていたわけだ。
だが、その因果関係は分からない。家庭内の電気製品ごとの電気使用量が分からないからだ。ただ自分の体感で節電できた理由を考えるとそれくらいしか考えられないのだ。
昨日の朝日新聞によると、7月の節電率は目標の15%を大幅に上回っているらしい。テレビで流れる東電の日々の電力供給余力はほとんど10%を超えている。節電さまさまという見出しがついていた。福島後の危機に産業界も家庭も全面的に協力した結果だ。もちろん電力制限令の効果もあるが、20%以上節電できるなら、原発はなくてもいい。
国民が節電している間に自然エネルギーを20%導入できれば供給力は元に戻るわけだ。スムーズに脱原発はできることが証明された。
初めまして。節電関係で検索中に行き当たりました。
スムーズな廃原発、可能ですね。
バックアップ、なぜ、老朽化した火力発電が稼動可能なのか、「自分で考え」れば、解決済みの話です。
廃原発後、自然エネルギー完全移行までに残された時間、あと何十年でしょうか?
投稿情報: たまたまの通行人 | 2011年8 月21日 (日曜日) 16:07
ごぶさたしてます、エレミヤです。こちらのコメントにある「・・・そういう面には目をつぶり、家庭レベルで20%節電できたからといって原発不要というのは、あまりに短略的では?」という専門的ご意見にマジ恐縮しました。
実は、私もブログで、http://jeremiah.de-blog.jp/intro1/2011/06/post_84e8.html
などなどアップしたのですが、そしてjun様と同じコト、書いたら、やはり馬鹿な主婦ブログだと非難ゴウゴウですた。。。
私は、jun様もご存じのM区役所に勤務しています、そして省エネに努めたかったのですが、お役所だって冷房も28℃設定遵守しておりませんです、区民の知らぬ間に電子レンジで手弁当あたためたりいやはや。。。
もうヤル気なくしちゃった~
あ、M区は自治労の牙城です、民主党の支持母体です(って、カンケーないか・・・)
投稿情報: エレミヤ | 2011年8 月12日 (金曜日) 21:24
東電の場合、企業の節電効果が大きいのです。そして、現実には制限令のために生産性低下、海外シフトなど負の側面も見えています。自然エネルギーにしても20%は至難の技ですよ。そういう面には目をつぶり、家庭レベルで20%節電できたからといって原発不要というのは、あまりに短絡的では?
投稿情報: st513 | 2011年8 月 4日 (木曜日) 13:03
そう考えるのは、早計です。現在の発電量は、旧型の石油火力発電所なども緊急で再稼働した、いわば「つぎはぎの寄せ集め」での電力量の確保であり、どこか故障したら、たちまちやばいことになります。関西電力の状況をご覧ください。また、自然エネルギーを20%導入すれば、単純な合計計算では、確かに原発は不要ですが、実は、自然エネルギーが発電できないときに備え、必ずバックアップ電源が要るのです。原発がなければ、火力発電の増設が必須になります。自然エネルギーの導入は、結局「化石エネルギー使用量の増大になる」という、一般認識とは「逆」の結果をもたらすことを、見落としてはなりません。この点、通俗の理解のままだと、本質を見誤ります。
投稿情報: electron_P | 2011年8 月 3日 (水曜日) 06:58